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2015/04/30

タブレット1週間

タブレットを使い始めて約1週間。メールやニュース、市況、天気などのチェックがいつでも出来るので、予想どおりパソコンの使用頻度が急激に落ちた。ブログや日記を書くときと、ネット通販など個人情報を送信するときぐらいしか使わなくなるものと思われる。

何を今更と言われそうだが、これほど便利なものとは思わなかった。それにも増して重宝しそうなのが電子書籍としての用途だ。サイズ的にも新書本とほぼ同じで、LED液晶の明るい画面は紙の本よりも見やすい。電子書籍ならでは検索機能も大変に便利だ。

さらに、そもそもの購入目的のひとつであった楽譜(スコア)の閲覧も大変快適である。ペトルッチのサイトからダウンロードしたブラームスの交響曲第1番の冒頭部分を表示させてみたところ。

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同じ曲のポケット版スコア(左)よりひと回り小さいが、照明を落とした部屋でもクッキリ、細部を拡大して見ることもでき、譜めくりも指一本である。ダウンロードした楽譜は本体に残しておいても構わないが、必要の都度ダウンロードしてもさほど手間も時間もかからない。

モノとしての本を買ったり借りたりして読む時代から、ネット空間に存在するデータとしての本を必要に応じて取り込み、端末で読み時代がもうそこまで来ている。いささか大袈裟に言えば、有史以来の本の歴史上、グーテンベルクによる活版印刷の発明以来の革新だと思う。

4月28日 ジョグ10キロ
4月29日 休養
4月30日 ジョグ10キロ
月間走行 190キロ

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2015/04/27

タブレットを購入!

携帯はいまだにガラケーを使い続けているが、ついにタブレット端末と併用することにした。もともと電子書籍や楽譜PDFファイルを閲覧できるリーダーが欲しかったところに、先日LSDを一緒に走ったAさんから、ガラケーと格安スマホを2台持ちにすれば通信費もさほどかからないという耳よりな話を聞いたのだ。

それならガラケーとタブレットでも同じことで、タブレットで電子書籍等が読めれば一石二鳥ではないかと思いついた。種々検討した結果、NEC製 LaVie Tab S という機種を購入することにした。価格は約34K円。

サイズは片手で持てる範囲で、かつポケット版の管弦楽スコアが何とか見られる8インチ。画面の大きさはほぼ新書本と同じである。外出時に持ち歩くポーチにもすんなりと収まる。このサイズでSIMフリーの国内メーカー製品はほぼこれしかなかったのだ。

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画面保護フィルムを貼るのに四苦八苦したが、とりあえず初期設定と我が家の無線LANとの接続まで成功したところ。インターネット閲覧やメールチェックぐらいならタブレットで常時可能なので、わざわざパソコンを立ち上げて使う頻度は低下する予感がしている。既にそういう人が大半なのかもしれないけれど。(苦笑)

4月25日 休養
4月26日 LSD36キロ
4月27日 休養

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2015/04/24

『舞妓はレディ』

Maiko2014年、周防正行監督作品。公式サイトの紹介文。

京都にある「下八軒(しもはちけん)」は、小さいけれども歴史がある花街(かがい)。だが、舞妓が百春(田畑智子)ひとりしかいないのが悩みのタネ。しかもその百春も、舞妓になってもう10年が経とうとしていた。
そんなある日、下八軒に「舞妓になりたい」という少女・春子(上白石萌音)がやってきた。彼女が扉をたたいたのは、八軒小路の老舗のお茶屋・万寿楽(ばんすらく)。唯一の舞妓の百春と、芸妓の豆春(渡辺えり)、里春(草刈民代)を抱えるこのお茶屋に春子がやってきたのは、百春のブログを見たからだった。
新しい舞妓が欲しいとはいえ、コテコテの鹿児島弁と津軽弁を話す、どこの馬の骨ともわからない春子を引き取るわけにはいかず、万寿楽の女将・千春(富司純子)は彼女を追い返そうとする。だが、たまたまその場に居合わせた、言語学者の「センセ」こと京野(長谷川博己)が春子に興味を抱いたことから、彼女の運命は一転する。「春子の訛りでは舞妓は無理だ」と言う、万寿楽の客で老舗呉服屋の社長・北野(岸部一徳)に対し、京野は「絶対に春子の訛りを直してみせる」と宣言。「春子を一人前の舞妓にしたら、京野のお茶屋遊びの面倒をすべて北野がみる」という約束を取り付けてしまう。(引用終わり)

タイトルから分かるように、往年の名作『マイ・フェア・レディ』のストーリーを下敷きにしたミュージカル仕立てになっていて、「京都の雨はたいがい盆地に降るんやろか」というナンバーには思わず笑ってしまった。

北野と京野の酔狂な賭けから何とか舞妓になる道を踏み出した春子だが、厳しい修業のストレスで一時は声が出なくなるほどの苦労が続く。しかし、周囲の励ましもあって最後は舞妓になる夢を叶えるというビルドゥングス・ロマンである。爽やかな感動が残り、こちらまで元気にしてくれる映画だ。

「京都ネイティブ」の田畑智子、富司純子、岸部一徳は当然として、他の役者の京言葉もそれほど違和感がなかったのは方言指導の賜物だろう。鹿児島弁、津軽弁は聞いても分からないので何とも言えないが。(笑)

主人公を演じた上白石萌音は800人のオーディションで選ばれたそうだが、演技、歌、踊り、全てが素晴らしい。徐々に京言葉を話せるようになる過程も自身で把握していて、きちんと演じ分けたそうである。それにしても、この子、高梨沙羅によく似ているなあ。

4月22日    休養
4月23、24日 ジョグ10キロ

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2015/04/21

カワイイの守備範囲

というものがあるとしたら、それは年齢とともにどんどん広くなるのだろうか。昔は、と言っても30代、40代ぐらいまでは、よそ様の赤ちゃんや子供、イヌやネコを見ても何とも思わなかったものだが、たぶん50代に入ったあたりから、自分の周りでそれらを見かけると、思わずその姿を眺めてほっこりするのが常になった。

朝の連続テレビ小説(朝ドラとも言う)直前の数分間はカンテレにチャンネルを変えて、「きょうのわんこ」を必ずチェックすることにしている。おかげでイヌの種類が少しは分かるようになった。「どようびのにゃんこ」で以前、焼酎を舐めて酔っ払うネコがいて、大爆笑したこともある。

それはともかく、先日明日香を走っていたとき、この時期必ず現れる毛虫が道路を横断しているのを見て、思わず「カワイイ」と思ってしまったのだ。姿形そのものはやはり少し気持ち悪いけれども、ヤツらなりに全速力で進もうとするその動きが、何とも微笑ましかったのだ。

堤中納言物語に出てくる「虫めづる姫君」は毛虫を籠に入れて飼っていたというが、彼女の気持ちが少し分かったような気がする。この調子だと、来年あたりヘビを首に巻いて悦に入っているかもしれない。きゃ。

4月19日 ジョグ10キロ
4月20日 休養
4月21日 ジョグ10キロ

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2015/04/18

『まほろ駅前狂騒曲』

Kyousou2014年製作委員会。ツタヤの紹介文。

三浦しをんのベストセラー・シリーズを瑛太と松田龍平主演で映画化した人情コメディ・ドラマ「まほろ駅前多田便利軒」の続編。多田、行天の便利屋コンビが、いくつもの災難に巻き込まれるさまをユーモラスに綴る。監督は前作に引き続き大森立嗣。東京の郊外まほろ市で便利屋を営む多田啓介のもとに、同級生の行天春彦が転がり込んできてから3年。2人で行う便利屋仕事もすっかり板についてきたある日、多田はある難題を抱え込んでしまう。行天に内緒で、彼の実の娘はるの子守りを引き受けてしまったのだ。多田は子ども嫌いの行天にちゃんと伝えられず四苦八苦。そんな中、裏社会の男・星良一の依頼で、無農薬野菜を手がける“家庭と健康食品協会(HHFA)”という団体の調査を始めた多田と行天だったが…。(引用終わり)

映画『まほろ駅前多田便利軒』、TVドラマ『まほろ駅前番外地』の続篇に当たり、これら前作品のキャラクターが引き続き登場する。特典映像としてその要約がついているけれども、やはり前作を観てからの方が楽しめるだろう。

多田と行天のコンビは変わったと言えば変わった、変わらないと言えば変わらない、何とも不思議な関係性を保っているけれども、今回はそこに2人それぞれの生い立ちや体験を踏まえた、子供や家族との向き合い方というテーマが加わっている。

それだけでも十分内容のある作品になったと思うが、そこにHHFAなる怪しげな団体との対決、老人たちのバスジャックなどが絡み、それらが同時並行で進行する路線バスのシーンは、やや強引というか中身を盛り過ぎの感がした。

4月16日 休養
4月17日 ジョグ10キロ
4月18日 休養

 

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2015/04/15

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』

Fastfurious2006年米。allcinema の紹介文。

カリフォルニアの高校生ショーンは車好きが高じてたびたび警察の厄介になっている問題児。ある日、ついに大きな事故を起こしてしまい、少年院行きが確実となる。それを逃れるため、ショーンは軍人の父を頼って日本へとやって来る。日本での高校生活に馴染めずにいたショーンは、留学生のトウィンキーに声をかけられ、深夜の立体パーキングで行なわれるアンダーグランドのカー・レースに誘われる。そこでショーンは、“ドリフト・キング”のD.K.にいきなり勝負を挑まれ、完敗してしまう。しかしこれをきっかけに、ドリフト・レースという未体験の世界にハマっていくショーンだったが…。(引用終わり)

何でも近々第7作が公開されるという人気シリーズの3作目に当たるそうで、派手なカーアクションが売り物の作品だが、ストーリーはハチャメチャ、わざわざ日本でロケしたのにどこか他の国のお話のようだ。

渋谷の街中という設定の(実際はLAで撮影された)カーチェースはそれなりに迫力があったが、リュック・ベッソン監督の『LUCY』の方がもっと見応えがあった。CGで合成した映像は、やはり実写には敵わないのだ。

では、何でまたこんな映画を観たのかという理由は、当ブログの読者ならおおよそ察しがつくだろうから、あえて書かないでおく。(笑)

4月12日    LSD24キロ
4月13、14日 休養
4月15日    ジョグ10キロ

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2015/04/11

タイ~ヤ○ゼン

毎年、桜が散る頃に冬タイヤから夏タイヤへの交換を行うことにしている。今のクルマはもう16年乗っていて、来年2月の車検を前に年内には買い替える予定をしているので、おそらく今回がこのクルマの最後のタイヤ交換ということになる。

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毎回要領を思い出しながらの、腰に負担のかかる結構な重労働であるが、いつも苦笑させられるのは、保管場所からタイヤを転がしていくとき、いつもTVで流れている「タイ~ヤ○ゼン、ホイール○ゼン」(伏字になってない・笑)というCMが頭に浮かぶことである。

このベタなCMはきっと関西だけだろうと思い込んでいたのだが、実は先日上京した際、向こうのTVからも流れてきたので仰天してしまった。調べてみたら、「全国ドコでも送料無料」でネット通販をしていて、埼玉にも拠点があるのだった。それでも、関東向けにはもうちょっと上品なバージョンを作ったらどうかと思うのだが。

ところで、せっかく履き替えた夏タイヤがかなり摩耗していることが分かり、走行中にパンクする危険があるため、一式買い替える破目になってしまった。折角なのでもう少し乗り続けたいということで、もう一回だけ冬タイヤの出番があるかもしれない。(苦笑)

4月10、11日 休養

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2015/04/09

TVドラマ『まほろ駅前番外地』

Bangai前に観た『まほろ駅前多田便利軒』の続篇に当たるテレビドラマ。公式サイトの紹介文。

東京の郊外、まほろ駅前にある便利屋「多田便利軒」。その便利屋を営む多田啓介と、そこに転がり込んできた行天晴彦。2人は水と油のような微妙ながらもどこか切っても切れない関係。そんな2人は何となしに一緒に便利屋をやっていく。そこに舞い込んでくるどこか奇妙で、きな臭い依頼に係わっていくうちに、2人の友情や依頼人の背景など様々な人間模様が浮かび上がってくる…。(引用終わり)

映画と比べるとややコメディ色が強く、2人の過去に関するシリアスな話題には触れられていない。1話30分強ということもあって気楽に楽しめるが、映画のテイストはほぼ継承されていると言ってよい。

多田と行天の会話はちぐはぐなようでいて、どこかで噛み合っていて笑える。この二人の主役を演じる瑛太、松田龍平のみならず、高良健吾、岸部一徳、大森南朋、松尾スズキら脇役陣、それに新井浩文、臼田あさ美、黒木華ら各回のゲストが、いずれも個性豊かな演技を披露していて楽しめた。

4月7日 休養
4月8日 ジョグ10キロ
4月9日 ジョグ10キロ

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2015/04/06

灯台下暗し

うちの近所に古くからやっている食堂がある。あまりに近所にあるためかえって入る機会がなく、これまでは前を通り過ぎるだけだった。

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それが先日、別のところに昼食を食べに行こうと自転車で出かけたら、思いがけなく雨が降ってきたので、急遽予定を変更してこの食堂に初めて入ってみることにしたのだ。

外見からして普通の大衆食堂で、定食や丼もの、麺類など一通りのメニューが揃っている。値段は少々高めだったが、味の方はなかなか美味しかった。駅からも遠い場所で長く営業出来ているのは、それなりの理由があるのだ。

と思いながらレジでお金を払っていると、目の前の壁にこんな光景が!

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聞けばご主人がランナーで、友人たちの分も含めて、大会に出た記念に貼り出しているのだそうだ。しばらくマラソン談義と相成ったが、惜しむらくはマラソンを引退するもっと前から来ていればよかった。

ちなみに、この店の斜め向かいには某ラジオ局でランニング番組を持っているWちゃんの実家がある。

4月3日 休養
4月4日 ジョグ10キロ
4月5日 休養
4月6日 ジョグ10キロ

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2015/04/02

筑波鉄道廃線ラン

先月28日、茨城県にある筑波鉄道廃線跡の自転車道「つくばりんりんロード」(40.1キロ)を走った。廃線跡を走るのは一昨年のカナダ、プリンス・エドワード島以来である。

筑波鉄道は常磐線土浦駅と水戸線岩瀬駅の間を結んで大正7年に開業、筑波山への行楽客などを運んでいたが、モータリゼーションの影響で利用客が減少し、昭和62年4月1日に廃止となったものである。廃線後はサイクリングロードとして整備され、18駅のうち6駅はベンチやトイレなどを備えた休憩所として利用されている。

走り終えてからの風呂や交通の便を考えて、今回は終点岩瀬から起点土浦を目指すことにし、10時半に岩瀬駅前をスタート。写真は土浦方から岩瀬駅を望んだところ。

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ここからほぼ真南に向かう。遥か前方に霞んで見えているのが筑波山だが、そこはまだ中間点に過ぎないのだ。はあ。

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30分ほどで最初の駅、雨引駅跡に到着。

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上下2面のホーム跡がそのまま残っている。以下、ほとんどの駅がこのような状態で残っていて、その都度写真に収めたものの、後から見るとどこがどこだか分からなくなってしまった。下は真壁駅跡。たぶん(笑)。2面3線式だったと思われる。

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ここで初めて休憩中のランナーに遭遇。後でもう一人、その人の知り合いと思われるランナーとすれ違ったが、私以外に通しで走っていると思われるのはこの二人だけだった。それ以外では、近くをジョグしているだけ、のような感じの人が十何人か。サイクリストはおそらく100人以上はいた。

サイクリングロードとして整備されてしまったために、比較的最近の廃線にもかかわらず、いわゆる鉄道遺構はほとんど見かけなかったが、真壁―桃山間の踏切跡でレールのような遺構(路面の補強材?)を発見した。

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あまりに単調なコースのせいか、途中、わざわざ凹凸を設けた箇所もある。ランナーにとっては迷惑以外の何物でもないが、自転車の人たちはちょっとしたスリルがあって楽しそうだった。あくまで「サイクリングロード」だから仕方ないか。

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並行して走る県道と合流したところのコンビニで昼食休憩すると、ようやく筑波山が間近に望めるようになってきた。内陸県奈良の人間からすれば何ということもない山だが、だだっ広い関東平野にあっては目を惹く存在なのだろう。

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筑波山を背に、一路土浦へ向かう。

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小田城跡は最近になって公園として整備され、サイクリングロードは公園外周を迂回する形となっているが、廃線前は北西にある小田駅から南東に伸びる線路が、城跡のど真ん中を貫いていたのだ。何と大胆な。

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ようやく土浦市内に入る。かつてこの鉄道を所有していた関東鉄道本社のバス駐車場構内で、土浦のひとつ手前の真鍋駅(後に貨物駅、信号所)の痕跡を見ることが出来る。

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16時前に土浦駅に到着。駅構内のどこかに本当の起点があるはずだが、サイクリングロードは軌道から離れた道路沿いの別の場所からスタートしている。

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駅近くのスーパー銭湯「湯楽の里」で汗を流した後は都内に戻り、ラン友にして楽友のTさんと落ち合い、神田升亀の跡を継いだ小伝馬町一亀にて打上げ。名物のゲソ天やミンチカツでしっかり栄養補給した。Tさん、お付き合い頂き有難うございました。

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4月1日 休養
4月2日 ジョグ10キロ

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