『まほろ駅前多田便利軒』
ほとんど映画ブログになってきた(笑)。2011年製作委員会。瑛太、松田龍平他。アマゾンの紹介文。
ペットの世話、塾の送迎代行、納屋の整理、そんな仕事のはずだった――。
東京郊外のまほろ市で、けっこう真面目に便利屋を営む、しっかり者の多田啓介。そんな多田のもとに、風変わりな同級生、行天春彦が転がり込んできた。1晩だけのはずが、行天は一向に出て行かず、多田はしぶしぶ便利屋の助手をさせることに。こうして、水と油のような2人の奇妙な共同生活が始まった。
多田便利軒を訪れるのは、まほろ市に住むくせ者たちばかりで、なんだかんだと彼らを放っておけない多田と行天は、やっかいごともしぶしぶ請け負っていたが、やがてある事件に巻き込まれていく――。
ともにバツイチ、三十路の男2人の痛快で、やがて胸に熱く迫る便利屋物語が始まる――。(引用終わり)
いつもジョグする公苑周回コース上に感応式信号がある。ここでT字交差する道路は交通量が少なく、通常は赤だけれど、車が来て止まるとこれを感知して、しばらくすると青に変わる。しかし、車の停止位置によっては感知しない場合があり、何台もの車が連なっているのを見かけることがある。
そういう時、見るに見かねて歩行者用の押しボタンを押してあげることにしている。先頭の車の運転者に注意してもいいのだけれど、それから停止位置を直したりするより、ボタンひと押しだけで済むので早いのである。うっかり運転者にとっては再発防止にならないのだが。(苦笑)
我ながらおせっかいと思わないでもないが、世の中にはそういうことをする人間と、しない人間、あるいは、そういうことを思いつく人間と、思いもしない人間がいるのだとすれば、この映画の多田と行天は間違いなく前者だ。でなければ、預かった犬の飼い主が夜逃げしたからといって、頼まれもしないのに代わりの飼い主を探したりはしないだろう。
その二人はいずれもバツイチなのだが、それぞれ人には言えないような複雑な事情を抱えている。そうした事情は腹の底にしまいこんで、便利屋稼業に日々勤しんでいる彼らに、様々な事件が降りかかるというお話。二人の会話の微妙な間合い、乾いたユーモアが何とも言えず魅力的だ。
三浦しをん原作の映画は、『風が強く吹いている』『舟を編む』『神去なあなあ日常』と観てきて、これが4作目である。箱根駅伝、辞書編纂、林業、それに便利屋と、いずれも一風変わった題材を取り上げ、映画にしてみたくなるほど面白い物語に仕立て上げているのだ。
3月12日 ジョグ10キロ
3月13日 休養
3月14日 LSD20キロ
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