結露対策
毎年冬になると窓や窓枠の結露に悩まされてきた。特に和室の窓はサッシ部分に溜まった水滴が木の窓枠まで濡らすことがあり、毎朝拭かないと木が腐ってしまいかねない。冷え込みの厳しいこの時期はほぼ日課のようになっているのだ。
ネットで検索すると、多くの人が同じ悩みをもっているようで、様々な対策が試みられている。窓や窓枠に保温テープを貼る、結露した水を吸い取るテープを貼る、除湿機で部屋の湿度を下げる、窓付近を暖房で温めるなど。しかし、コレという決定打はなかなかないようだ。
結露の原因ははっきりしていて、空気中に最大限含むことのできる水蒸気(飽和水蒸気量)は温度が低いほど小さくなり、屋外の冷気で冷やされた窓付近では、飽和水蒸気量を上回る水蒸気が水となって、冷えた窓や窓枠に結露するのだ。ビールジョッキなどに水滴がつくのも同じ原理だ。
従って、抜本的な対策としては、部屋の内外の温度差をなくす(あるいは極力小さくする)か、部屋の中の水蒸気をなくす(あるいは極力少なくする)しかない。窓を保温したところで、壁など別の場所が結露することは避けられない。
そこで、この原理に基づく、実に簡単で有効な対策を思いついた。かかるコストは0円である。それは・・・
1月30、31日 休養
月間走行 205キロ
2月 1日 ジョグ10キロ
窓をほんの少しだけ開ける。それだけである。これによって部屋の内外の温度差が小さくなり、かつ換気されることで部屋の水蒸気が外に逃げる。うちの和室はこれで全く結露しなくなった。
「ほんの少し」とは1~2ミリで構わない。窓を完全に閉めないという程度でよい。考えてみれば、アルミサッシが普及する以前の住宅は、この程度のすきま風が常時入っていたので、結露しなかったのである。すきま風が換気の役割を果たしていたのだ。
うちは2階なので問題ないが、防犯上問題があれば雨戸を閉め、ロックをかければ良い。また、寝室でこれをやる場合、自分は一旦布団に入ってしまえばどん.なに寒くても平気だが、寒がりの人は電気毛布などを使えば良い。当たり前ながら、部屋ごと温めてしまうのは結露防止には逆効果だ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント