『レオン』
以前、同じ監督の『ニキータ』を観たことがあるが、その舞台をNYに移し、更にスケールアップしたような作品だ。大量の銃に加えて重火器まで使用し、NYの警察官を全て動員したかと見紛う、まるで地上戦のような最後の対決シーンは迫力満点だ。
孤独で冷徹な殺し屋レオンを演じるジャン・レノ、映画公開時13歳ながら早くもその美貌と才能を開花させているナタリー・ポートマンもさることながら、彼らの敵となるスタンスフィールドを演じるゲイリー・オールドマンが凄い。
麻薬取締局の責任者として、密売組織に深く入り込むことで組織壊滅を狙うが、捜査の必要上なのか厳しい任務によるストレスゆえか、自らも薬物に侵されて心身ともに不安定な状況にあるスタンスフィールドを、ゲーリー・オールドマンは鬼気迫る演技で見事に演じ切っている。
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