『星間商事株式会社社史編纂室』
川田幸代。29歳。会社員。腐女子。社の秘められた過去に挑む――。本間課長は言った。「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」 その真意はいかに? 風雲急を告げる社史編纂室。恋の行方と友情の行方は、五里霧中。さらには、コミケで人気の幸代の小説も、混乱に混乱を!? これでいいのか? わたしの人生。(引用終わり)
著者お得意のお仕事小説と期待していたが、ちょっとテイストが違った。よく閑職の代名詞のように言われる社史編纂室に勤務し、文字通りヒマな毎日を過ごしていた主人公が、ふとしたことから会社の暗い過去に触れ、会社の方針に背いて事実を明らかにしようとする…と、大筋ではそうなのだが、社史編纂の仕事のディテールとかやり甲斐といったものがテーマではない。
どちらかと言うと、主人公の趣味である同人誌サークルの内情や、コミケというイベントの様子が詳細に書かれていて興味深かった。それが本筋に絡んでくるというストーリーなのだが、そこはやや強引な感じがした。しかし、「やおい小説」なんていう分野があるのを、今回初めて知った。(笑)
11月10日 ジョグ10キロ
11月11日 休養
11月12日 ジョグ10キロ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント