米穀通帳
「べいこくつうちょう」って、何のことだかお分かりだろうか? アメリカへの入国に必要な書類ではない。(爆)
百科事典によれば、太平洋戦争中の1942年、米が配給制度になったのに合わせて導入されたもので、生産者以外の人が米を購入するときに必要とされたものである。戦後の食糧難時代には、生活していく上で欠くことのできない書類だった。
その後食糧事情が改善し、1969年に自主流通米制度が導入されてからは、通帳なしでも米を購入することが事実上可能となり、通帳そのものは次第に有名無実化していったが、制度上は1981年の食糧管理法改正まで残存していた。
私自身は1958年生まれなので、米穀通帳を持って米を買ったことも、その現場を見たこともないが、子供時分に親が「昔はこんなものが必要だった」と見せてくれたことがあり、記憶の片隅に残っている。
実は今日、いつもの仲間とLSDに出かけた際、最近のバター不足が話題になり、「そのうちバターは配給制になり、バター通帳が必要になるかも」という私の下らないジョークに対して、他のメンバーがキョトンとした顔をしていたので、米穀通帳なるものを知っているか訊いてみたら、全くあるいはほとんど知らないということだった。
一番若い(相対的に・笑)メンバーでも5歳ほど年下で、ほぼ同年代と思っていたが、こんなところでジェネレーション・ギャップを感じるとは予想もしなかった。逆に言えば、私がほとんど戦後焼け跡世代の人間に見えたかもしれない。(苦笑)
11月27日 休養
11月28日 ジョグ10キロ
11月29日 休養
11月30日 LSD34キロ
月間走行 220キロ
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