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2014/10/31

絶滅危惧種「三河屋のサブちゃん」

ご存じTVアニメ「サザエさん」に登場する三河屋のサブちゃん。磯野家の台所の勝手口をいきなり開けて、「ちわ~、三河屋で~す」と御用聞きに回る姿は、昭和の昔は当たり前だったのだろうが、プライバシーだの個人情報だの何かと喧しい今日、都会ではもうほとんど見かけないだろう。

しかし、二世帯同居の我が家では年老いた両親世帯が、この種の宅配サービスをする酒屋を利用してきた。もちろんいきなり勝手口を開けてではなく、一応玄関から入ってくるけれども、大抵は呼び鈴を押すこともなく、突然玄関ドアを開けて「こんちは、○○です!」と声をかけるスタイルである。

ところが、その店もとうとう今月末で廃業することになったそうである。量販店との価格競争が厳しいということもあるが、何より後継者がいないというのが決定的な理由だそうだ。同業の店は数少ないけれど、どこも似たような事情を抱えているらしい。

「三河屋のサブちゃん」で検索すると、営業や顧客サービスの原点だとしてそこから学ぶべきものが多いという意見もあるが、現実にはこういう形態の商売はなかなか難しく、もはや絶滅危惧種であると言わざるを得ないようだ。

10月30日 ジョグ10キロ
10月31日 休養
月間走行  234キロ

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2014/10/29

『天の梯』

Photo_4髙田郁の「みをつくし料理帖」シリーズ完結篇。版元の紹介文。

『食は、人の天なり』――医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願うのか。澪の心星は、揺らぐことなく頭上に瞬いていた。その一方で、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々。四千両を捻出し、野江を身請けすることは叶うのか!? 厚い雲を抜け、仰ぎ見る蒼天の美しさとは!? 「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結。(引用終わり)

全10巻の大団円をどう締め括るのか。大いに楽しみにしていたが、期待を上回る結末にまたもや涙腺が緩みっぱなしとなった。詳細を書くわけにはいかないが、ただお目出度いだけのハッピーエンドではなく、その裏にはそこに至るまでの各登場人物の深い思い、温かい人情が籠められた、見事な結末というしかない。

巻末に物語の結末から10年以上経った文政十一年の東西料理番付が付録として掲載されている。東大関は元神田町つる家の「自然薯尽くし」、西大関は四ツ橋みをつくしの「病知らず」、それに勧進元が日本橋柳町の一柳改メ天満一兆庵となっていて、作者自身が予告している「番外編」の前触れとなっている。

また、西方の番付をよく見ると、西天満井川屋の「寒天尽くし」や、船越町真帆屋の「新琥珀寒」が載っていて、同じ作者の『銀二貫』の物語ともオーバーラップさせているのが粋だ。他の料理屋も何か由縁があるのかな。

ともあれ、この完結篇を受けて、北川景子主演のTVドラマの方も是非続篇を製作してほしいものだ。(やっぱりそこかい・笑)

10月28、29日 休養

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2014/10/27

大阪マラソン

自己計時で4時間14分59秒。26キロ過ぎで太腿の内側の筋肉が痙攣して、立っているのもやっとという状態になり、その時点でジ・エンド。スタート前に並んでいる時から汗をかく異常な暑さで、真夏のLSDの時のような大量発汗だった。

念のためと思って、レースでは久々となる塩カプセルを用意していったので、何とかゴールに辿り着くことはできたが、用意していなければ2レース連続で途中棄権していたに違いない。

フルマラソンは今回が42本目で、それをキリに最後のマラソンにしようと思っていたが、あまりの不甲斐ない結果に、今季もう1本だけ走ってみようかと考えているところだ。

10月24、25日 休養
10月26日    大阪マラソン
10月27日    休養

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2014/10/23

『スター・ウォーズ』新三部作

Phantommenace_2「新三部作」とはいいながら、時系列では「旧三部作」の前段に当たる物語である。アナキン・スカイウォーカーがジェダイにより見出され、オビ=ワン・ケノービのもとで成長するも、パドメとの禁断の愛が遠因となって、パルパティーンの奸計により暗黒卿ダース・ベイダーと化してしまうまでを描く。

アナキンとパドメの双子の子供が匿われ、彼らがまさに旧三部作冒頭の「新たな希望」となって繋がる構成になっている。死の直前にパドメが遺した言葉が、エピソードⅥの最後で重要なキーワードとなって再現する。「スター・ウォーズ」と言えば迫力ある宇宙戦闘シーンをまず思い浮かべるが、6話全体が大変緻密に構成された壮大なスペース・オペラなのだ。

旧三部作とは製作予算や時間も比べ物にならないだろうし、CG技術の急速な進歩もあって、映像は大変美しい。美しすぎて少しリアリティが薄いような気がしないでもないくらいだ。

また、旧三部作ではハン・ソロ役のハリソン・フォードを除き俳優陣にさほど注目することはなかったが、今回はパドメ役のナタリー・ポートマンの美しさに目を奪われた。ユダヤ系ということで少し東洋人に近い雰囲気があるせいかもしれない。ドゥークー伯爵役のクリストファー・リーは、かつてドラキュラ役で大当たりした名優だが、何と90歳を超えた今も現役だそうだ。

10月20日    ジョグ10キロ
10月21、22日 休養
10月23日    ジョグ10キロ

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2014/10/19

堺にお出かけ

久々に好天に恵まれた週末、家内の希望で堺まで出かけてきた。南阪奈道路のお蔭で橿原から堺まで小一時間だ。目指した先はここ、仁徳天皇陵の南側にある堺市博物館である。

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考古学ファンの家内が招待券を貰っていたので来てみたのだが、この週末は何と無料開放していて招待券の出る幕はなかった(笑)。館内では全国各地の遺跡から出土した石器や土器、陶器などの展示があったが、自分はどちらかと言うと江戸期以降の遺物や古地図に興味津々だった。

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出口にいたこの子の顔に見覚えがあると思ったら、せんとくんと同じ籔内佐斗司氏のデザインだった。道理で。

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昼食は、先日紀州街道走りの途中立寄ったものの、満員で断念した「銀シャリ屋げこ亭」で。今日も大繁盛の様子で、我々が食べ終えた13時頃には全品売切れで、早々と営業終了となっていた。仙人こと村嶋孟氏はもう上がった(仕事を終えた)後とのことだったが、彼の炊いた美味しいご飯を頂いて帰路についた。

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お土産はもちろん、かん袋の名物くるみ餅。ここも店内は満席で、レジ前に5、6組の行列が出来ていた。

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10月15日 ジョグ10キロ
10月16日 休養
10月17日 ジョグ10キロ
10月18日 休養
10月19日 ジョグ10キロ

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2014/10/14

これは奇観か壮観か?

近所の国道沿いで見かけた光景。地元レンタカー業者の駐車場に、全く同じ小型トラックがズラリ20台、きれいに並んで止められていた。ナンバープレートも一連の続き番号で、全て荷台の左右に青いガードが取り付けられている。

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小型トラックのレンタカーにどれほど需要があるのか知らないが、同じ仕様の車を20台も同時に仕入れたという以上は、きっと何か特別な用途があるからに違いない。

めっちゃ気になる…。(笑)

10月12日 LSD42キロ
10月13日 休養
10月14日 ジョグ10キロ

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2014/10/11

『スター・ウォーズ』旧3部作

Newhope_2紹介文やあらすじは不要だろう。SF映画の歴史を変えたと言われる有名な作品だが、実はこれまで一度も観たことがなかった。大勢の人が観る有名なものには本能的な忌避反応が働く、根っから偏屈者の性分なのである。

それに、このシリーズにはコアなファンが多く、ちょっとマニアックな部分もあるのではという先入観もあって、これまで何となく敷居が高かったのである。

それが、どういう風の吹き回しか、こういう作品も死ぬまでに一度ぐらいは観ておかなければと思い、レンタル店の片隅から発掘して観てみたのである。

理屈抜きに、また理屈一杯でも、どちらでも大いに楽しめる娯楽大作映画というしかない。舞台設定がどこか遠い銀河系というだけで、ストーリーはいかにもアメリカ映画らしい単純な勧善懲悪ものである。

また、そこには単にSFのみならず、西部劇や日本の時代劇、ファンタジーなど、従来の様々な映画の要素がてんこ盛りになっている。C-3POなど、古典演劇における道化役そのものだ。これまで見たことがないような映像と音声によって、どこかで見たような懐かしい物語が繰り広げられるのだ。

今日の水準からするとさすがに映像がやや稚拙に見えるのは仕方ないが、音声解説でルーカス監督が何度もボヤいているとおり、予算と時間の制約が非常に厳しい中において、1980年前後にこれだけのものを作り上げていたとは驚きである。

10月8日    休養
10月9、10日 ジョグ10キロ
10月11日   休養

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2014/10/07

日本メディアと名城大学に喝!

赤﨑、天野、中村各氏のノーベル物理学賞受賞、まことにお目出たい。それに水を差すつもりは毛頭ないが、しかしどうしても苦言を呈したいことがある。

赤﨑教授の所属について、スウェーデン王立科学アカデミーの公式発表では、「名城大学、名古屋大学」とある。彼の業績である青色LEDの開発は名古屋大学在籍時のものだ。先ほどの記者会見でも本人は、「今お世話になっている」名城大学に加えて、名古屋大学関係者への謝辞を忘れていない。

しかるに、どういう訳か日本のメディアは現時点では「名城大学教授」としか発表していない。NYタイムズはちゃんと「名古屋大学」も報道しているというのに。それに乗じたのかどうか、記者会見では教授自身の発言の前に、名城大学関係者の長々としたスピーチがあり、その中ではあろうことか名城大学のPRまで行われていた。

日本メディアと名城大学に喝!である。と同時に、中村氏の古巣である日亜化学からのコメントが見ものだと思う、どこまでも天邪鬼な自分なのである。

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映画『東京難民』

Nanmin_2前に読んだ同名の小説を映画化したもの。公式サイトの紹介文。

時枝修は、どこにでもいる大学生だった。授業をサボり、合コンで盛り上がり、気楽な毎日を送っていた。だが――何の通知もなしに突然、授業料の未払いを理由に、大学を除籍される。生活費全般の面倒を見てくれていた父親が、借金を抱えて失踪したのだ。当然家賃の支払いも無く、アパートから強制的に追い出された修は、ネットカフェに泊まりながら日払いのバイトで食いつなぐ。ある日、騙されて入ったホストクラブで高額の料金を突きつけられ、その店で働くしかなくなるが、ホストの裏側を見てしまった修は無傷で抜け出すことが出来ず、ついにはホームレスにまで転落してしまう――。(引用終わり)

監督の佐々部清が文庫本の解説に書いていたとおり、上下二巻の原作をかなり切り詰めていて、例えば修が大学生だった時の彼女や友人が全く登場しない。その彼女との訣別は修の転落の象徴でもあったのだが、映画の方ではそれよりもホストクラブに通う看護師・茜にスポットを当てていて、彼女が実質的なヒロインと言える。

主人公とヒロインが出会い、次第に深い関係になるが、やがて辛い別れがあって、意外な形で再会する。オーソドックスな映画作りではあるけれども、そのために修のホストクラブ時代の場面が長すぎ、それ以外も含めた転落の過程全体を冷徹に俯瞰した原作の恐ろしさが、少し希薄になった感は否めない。

10月5日   休養
10月6、7日 ジョグ10キロ

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2014/10/04

『25年目の弦楽四重奏』

Quartet原題 A Late Quartet 。2012年米。ヤーロン・ジルバーマン監督脚本。公式サイトの紹介文。

すべては、チェリストの突然の引退宣言から始まった。結成25周年を迎えた世界的に有名な弦楽四重奏団<フーガ>が、記念の年の演奏会のリハーサルを始めたその時、チェリストが不治の病を宣告されたのだ。動揺したメンバーは、自分たちでさえ予期しなかった言動に走り始める。第1を弾きたいと言い出す第2ヴァイオリン、それを止めようとするヴィオラの妻。夫婦の亀裂が招いた、娘の衝撃的ともいえる反抗、そしてチェリストの秘めた決意――果たして、演奏会の幕は上がるのか――?(引用終わり)

オペラと違い、演奏会に「幕」はないが(笑)、それはともかく、実際に何十年という長期に亘って同じメンバーで活動を続ける弦楽四重奏団はいくつもあるが、生身の人間が演奏する以上、いずれメンバーの引退や交代は避けられない。

そこに現実の人生の難しさを重ね合わせ、なおかつ、全7楽章を通して演奏することが要求されるベートーヴェンの弦楽四重奏曲作品131をテーマ曲に据えた。巧みな構成である。

弦楽器を休みなく弾き続けて途中でチューニングがズレてきても、奏者は何とか対応していくしかないのと同じように、長い人生には様々な悩みや鬱屈が堆積していくけれども、それを抱えながら人は生きていくしかないし、いつかはそれを乗り越える力を持っている。

雪のセントラルパークをはじめとするニューヨークの冬景色が映画の内容によく合っている。また、チェリスト(クリストファー・ウォーケン)の亡き妻(アンネ・ゾフィー・フォン・オッター!)が生前歌っていた、コルンゴルトのオペラ「死の都」のマリエッタのアリアや、若い頃のチェリストのボロボロの演奏を聴いた巨匠パブロ・カザルスが、ずっと後になって彼に語った言葉がとても印象に残った。

それにしても、このウォーケンという俳優、どこか松重豊に似てるなあ。(笑)

10月2、3日 ジョグ10キロ
10月4日   LSD20キロ

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2014/10/02

物言う回答者

全国消費実態調査が始まって1か月が経過し、9月分の家計簿が完成した。若い頃は経済調査みたいな仕事をしたことがあって、この種の統計調査にはお世話になったものだが、いざ回答する側に回るとなかなかに大変なことが分かった。

何が大変かと言えば、調査票である家計簿のつけ方が非常に分かりづらいのだ。「記入のしかた」なる小冊子が添付されているのだが、これが一筋縄でいかないシロモノなのだ。これを一度読んで理解できる人は、この調査を実施している側の当事者か、さもなければ大天才だ。(笑)

およそこうした統計調査では、まず最初に、①記入の「原則」があって、次いで、②「例外」、そして最後に、③具体的な「記入例」と順序立てて説明すべきであるのに、「記入のしかた」では①がなく、いきなり③と②が混然一体となって提示されている。

作成者は調査内容をよく知っているから不自然に思わないかもしれないが、調査内容を全く知らない人間にとっては、③と②から逆に①を推測せざるを得ない不合理を生じるし、誤解に基づく記入誤りを生む原因となる。

以上のような感想を書いた文書とともに今日調査員に提出したが、はてさて真面目に対応してくれるものかどうか。ところで、1か月分の謝礼として2千円分の商品券を奈良県から頂戴した。これも今月の家計簿に記載しなければならないのだが、その記入方法がまた厄介だ。(苦笑)

9月29、30日 ジョグ10キロ
月間走行    238キロ
10月1日    休養

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