『ハンサム★スーツ』
紹介文にはないが、寛子の後にアルバイトに入った、ブスだけど心優しい本江(大島美幸)が重要な役割を演じる。あまり言うとネタバレになるが、結末まで観た後で彼女の登場する全てのシーンをもう一度観直したほどだ。
『人は見た目が9割』という本が話題になったが、事ほど左様に容姿容貌というものは、その人の少なくとも第一印象を決定づけてしまう。ベルリンフィルだったか、楽員のオーディションを行う際、人種や性別等による先入観を避けるため、カーテンの向こうで演奏させて審査するという話を聞いたことがある。
自らの「ブサイク」な容貌で損をしてきたと思い込む主人公が、「ハンサム」になれば女にモテて人生バラ色になると思ったのも無理はないけれども、美人の寛子ちゃんにそれが通じなかったのは意外だったろう。美人には美人なりに悩みがあって、中身より外見だけで好感を持たれても嬉しくないというのだが、ホントにそんなものだろうか。「ハンサム」には程遠いオッサンには想像も出来ないが。(苦笑)
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