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2014/06/03

北欧旅行記 ノルウェーその3

24日午前中はベルゲン市内観光。ホテルから歩いて数分のところにブリッゲン地区がある。

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中世にはここにドイツのハンザ商人が事務所を構え、海産物の取引を行っていたという。木造の建物はもちろん当時のものではないが、オリジナルどおりの復元・修復が続けられてきたそうで、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。

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建物が傾いているように見えるのは写真のせいではない。本当に傾いているのだ。入口のドアもこんな感じである。

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現在もここで商売をしているというから驚きであるが、早朝の開店前だったので、実際にこのドアを開けて中に入ることは叶わなかった。

さらに数分歩くと、港の一番奥にある魚市場に出る。早朝から商品の陳列作業を行なう商人から怪しげな日本語で声を掛けられるのは、最近世界のどこの観光地でも見られる光景だろう。

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小さな町なので市内観光はあっという間に終了。バスで移動して午後はフィヨルドクルーズを楽しもうという段取りである。本当なら昨日フロムに着いたその足で、またはそこに1泊して翌朝に乗船すれば効率がいいと思うのだが、昨夜のコンサートに合わせてベルゲンまで往復してくれたのだろう。(笑)

移動途中、ツヴィンデの滝を見物する。別名、若返りの滝とも言うそうだ。さすがに水を飲むことはしなかったが、出来るだけ近くまで寄ってマイナスイオンを一杯浴びてきた。帰国した後で知ったのだが、映画「アナと雪の女王」には、この滝やベルゲンの街並みをモデルにしたシーンが登場するそうである。

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昼過ぎに乗船場所のグドバンゲンという場所に到着。船着き場併設のレストランで学校給食のような昼食を振る舞われた。給仕する女性の仏頂面を見ていると、異国を旅しているという実感が湧いてきた。早々にレストランを出て、外の絶景を眺めながら乗船を待つ。

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Cruise

我々34名の団体で半ば貸切かと思われたが、その半数ぐらいの中国人の団体が横から入ってきて、真っ先に乗船するや一番上のデッキを占領してしまった。そもそも「順番を待つ」とか「並ぶ」という文化がないらしい彼らの行動には眉を潜めてしまうが、そのたくましさには感心せざるを得ない。

それはともかく、これだけ天候に恵まれたクルーズは珍しいそうで、大いに楽しむことが出来た。雄大、神秘的といった言葉での形容を拒絶するような風景の連続に圧倒される。

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昨日は列車から下りたフロムで、今度は船から下り、そこから宿泊地のラルダールという小さな町までバスで移動する。

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ホテル到着が18時半頃だったろうか。ふと見ると目の前にスーパーがある。これは幸運と早速買い出しに出かけ、今度こそ首尾よくビールをゲットできると思いきや・・・。

何と、土曜日は18時以降酒類を売ることが出来ないというのだ。その日が土曜日であることをそもそも忘れていたが、曜日によって時間が変わるなんて、全くヘンな規則を作ったものだ。仕方なくまたホテルで高いビールを注文する破目になったが、つくづくボッタクリのシステムが完備している国なのだ。

6月3日 ジョグ10キロ

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コメント

楽しく読ませていただいています。ノルウェーの酒事情は初めて知りました。販売時間・税金など、調べてしまいました。

最近、ノルウェー産等のサーモンの値が高騰しているというニュースを聞きますが、これはぼったくりではないようで。

でも北欧、羨ましい限りです。それと、フルマラソン、そろそろ終止符なんですか?意外です。今後はのんびりと42kmを続けて欲しいです!!

投稿: 高橋 | 2014/06/07 09:34

高橋さん
私もよく調べてから行くべきでした。
ツアー参加者の中には、日本から酒とツマミを
スーツケースに入れて(機内持込みはNG)
わざわざ持参された剛の者がおられました。
マラソンレース引退は「もしかしたら」ですが、
街道走りとかお気楽LSDは勿論続けますよ!

投稿: まこてぃん | 2014/06/07 16:30

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