北欧旅行記 フィンランドその2(完)
早朝ランニング観光のもうひとつの目的は、このお方に表敬訪問することだった。
フィンランドが生んだ不世出の中長距離ランナー、パーヴォ・ヌルミのブロンズ像である。ヌルミは1920年アントワープ、1924年パリ、1928年アムステルダムのオリンピック3大会で、合計9個の金メダルを獲得した。背景のスタジアムで開催された1952年ヘルシンキ大会では最終聖火ランナーを務めた国民的英雄に敬意を表してきた。
さて、ヘルシンキで個人的に見ておきたかった場所は、昨夜と今朝で全て見終えた。その他の名所は、午前中のツアー市内観光でカバーする。まずはマーケット広場。ここは海産物ではなく、新鮮な果物や工芸品、衣料品などが多かった。
ウスペンスキー寺院。北欧最大のロシア正教会だそうだ。フィンランドは1917年までロシアに支配されており、独立して100年近い今でも因縁浅からぬ関係にあるのだろう。
ヘルシンキ大聖堂。その足元は元老院広場という広大な広場となっている。ここで自由時間となり、希望者は大聖堂の中を案内するということだったが、全員土産物の購入に余念がなかったようだ。
かく言う我々も、マリメッコやムーミンの店に直行し、昼食も摂らずに土産物を買い求めた。(苦笑)
これで北欧4か国歴訪の旅を終え、ヘルシンキから関空への直行便で帰国の途に就いた。移動に次ぐ移動で慌ただしい旅だったが、もし今度来る機会があったら、1つの国や都市にじっくり滞在してみたいと思う。もちろん、アルコールは日本から持参して。(笑)
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