北欧旅行記 ノルウェーその4
25日朝、ラルダールを出発して一路オスロに向かう。約5時間半の長旅である。出発して間もなく、狭い旧街道に入って目指した先がここ。
ボルグンドのスターヴ教会といい、12世紀に建造された木造の教会である。現在は通常の教会としては用いられていないが、ここもまた「アナ雪」のモデルになったらしいと帰国後に知った。
移動中の車窓から眺めていると、こんな風景が本当に何気なく現れてくる。地元の人は聖人の名前でもつけて呼んでいるかもしれないが、沿道には看板らしきものも見当たらない。日本だったらおそらく観光名所としてバスが押し寄せ、滝饅頭に滝煎餅が売られているだろう。(笑)
かなり上流に当たるはずの川は水量が多く、随所で急流となって水しぶきを上げている。カヌーをする人にとってはまさに天国のような環境に違いない。でも、水が冷た過ぎるかな?
ようやく首都オスロに到着。市内の中華料理店で食事をしていると、今度はタイ人と思しき団体がドヤドヤと入ってきた。午後の市内観光は、まず国立美術館から。
内部の様子。「叫び」などムンク作品が展示されている部屋は撮影禁止だった。
写真の代わりに売店でムンクの絵葉書を何枚か買い求めた。帰国してから百均の額縁に入れてみたら結構サマになったか。
次に向かったのはフログネル公園である。彫刻家の名前から、別名ヴィーゲラン公園ともいう。展示されている彫刻は200点以上、そこに刻まれた人間の数は何と650体以上という。作者が作品の解説を一切拒否しているため、どんな解説もツッコミも可能だ。(笑)
生命の輪。輪廻の思想を表現した?
モノリッテン。「2001年宇宙の旅」にモノリスという石碑みたいなのが登場したが、その親戚筋か?
近くに寄ってみるとかなりリアルで、本当に人間たちが抱き合って塔を作っているように見える。
現地ガイドの説明では、これが作者自身の像とのことだったが、これって児童虐待では?
公園で最も有名(?)な「怒りん坊」の像。皆が手を握って写真を撮るため、左手だけピカピカ!(笑)
真向かいに立っているこの子も可愛い。
行程の関係でほとんど立ち止まる時間がなかったが、何時間でも楽しめそうな公園だった。再びバスに乗って港に向かう途中、オスロ市庁舎の横を通過した。毎年ノーベル平和賞の授与式が行われる場所である。
オスロを16時半に出航するDFDSの Pearl Seaways 号で、翌朝にはデンマークのコペンハーゲンに到着する。
スモーガスボードという、要するにバイキング形式の夕食を済ませて部屋に戻ったら急に疲れが出て、そのまま寝入ってしまっていた。日付が変わる頃かなりの揺れを感じたが、アルコールのせいではなかったようだ。
6月4日 休養
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