北欧旅行記 フィンランドその1
27日夕刻にヘルシンキに到着。市内のホテルで「チョイスメニュー」の夕食を提供された。名物のミートボールかサーモンを選べるというので前者を選択した。これまでの夕食はサンドイッチ2回、バイキング2回、和風弁当1回だったので、初めてまともな夕食にありつけた感がある。
「ミートボール」というには大ぶりで、「ハンバーグ」と言った方がピンとくる。味の方はそれほど大ざっぱではなく、付け合せの何とかいうベリー類(聞いたが忘れた)とピクルスの酸味が、肉の濃厚な味を中和する良いコンビネーションだった。
港の傍のホテルに入るともう21時半頃だったが、小雨降る中を腹ごなしの散歩に出かけた。お目当てはここである。
映画『かもめ食堂』で、小林聡美演じる主人公サチエが経営する日本料理店「かもめ食堂」としてロケが行われた場所で、現在も Kahvila Suomi というレストランとして営業している。営業時間を終えていたので、映画に出てくるアル中おばさんのように、遠慮なく外から中を覗かせてもらった。キッチンの配置や什器は映画とは異なっていたが、小ぢんまりした店内の印象はそのままだ。
これは翌日、市内中心部のマーケット広場で見かけたカモメ。映画の冒頭では太ったカモメが登場するが、この子は普通の体格だ。よく見ると足輪があるのは、誰かが管理しているのだろうか。
翌朝は早起きして、この旅行中唯一のランニングに出かけた。目的地が市内中心部から適当に離れていて、一緒に行った家内には興味のない場所だったので、早朝のランニング観光で済ませれば一石二鳥なのだ。気温5~6度。絶好の朝ラン日和だ。
ホテルの前を通る Mechelininkatu という大通りを真直ぐ北上するだけなので、道に迷う心配はない。途中から道路の真ん中に未舗装の遊歩道が現れた。もしかすると鉄道の廃線跡かもしれない。
歩道はこんな感じ。北欧は自転車先進国で(というか、日本が後進国すぎる)、歩行者と自転車の通行帯が明確に区分されている。歩行者が自転車通行帯を横切る際には十分注意する必要があり、自転車と接触すれば歩行者側の責任になるそうだ。
最初の目的地はここ。フィンランドの大作曲家の名前を冠したシベリウス公園である。公園内にはパイプオルガンのようなモニュメント(左)と、彼の彫像(右)が置かれている。
彫像のアップ。デスマスクみたいで、厳つい面相がちょっとコワい。
公園の西側は海である。気持ちのいい場所だが、早朝からジョギングする人は少なかった。
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