北欧旅行記 デンマーク
26日朝、コペンハーゲンに到着。当地は午前中の観光のみで、午後はストックホルムに向けて移動するという慌ただしいスケジュールだ。
まずバスが向かった先はこちら。言わずと知れた人魚姫の像である。ブリュッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオンと並んで、「世界3大がっかり」の一つに数えられる名所である。
ガイド本によれば、1964年と98年の二度に亘り首が切り落とされ、84年には腕がもぎ取られ、2003年には何と爆破されて海中に胴体が投げ出されたという。そのたびに復元されて、今でも毎日観光客のカメラの放列にあっているが、中には図々しくも浅瀬を渡って彼女とツーショットに収まる輩までいる。アンデルセンも草葉の陰でさぞ嘆いていることだろう。
お次はアメリエンボー宮殿。女王陛下のお住まいにしてはかなり質素な建物だ。観光客が普通に歩き回っているが、建物にあまり近づき過ぎると、銃を持った衛兵に広場中に聞こえる声で一喝されるそうだ。
市内中心部に入り、運河に沿ってカラフルな建物が並ぶニューハウンというエリアを散策する。かつては船乗りたちが航海の疲れを癒す居酒屋街だったそうな。アンデルセンも住んでいたらしい。
ここから歩いて数分で、ストロイエという歩行者天国のショッピングストリートに入る。様々なブランドショップが軒を連ねるが、我々が目指した先はここ。Irma(イヤマ)というスーパーである。
柱に描かれた Irma という名前の女の子がトレードマークで、ここのエコバッグは日本でも大人気なのだそうで、娘から絶対にここの土産を忘れないよう釘を刺されていた。自由時間のほぼ全てを使って店内を物色して回った。
おっと、ビールもお忘れなく(笑)。北欧では最も安く買える国だそうで、地元銘柄のカールスバーグならレギュラー缶1本が9クローネにリサイクル・デポジット1クローネが加算されて10クローネ。邦貨で約200円と日本で買うより安いぐらいだ。ああ有難やと、残り2晩分の6缶パックを買っておいた。
滞在僅か4、5時間ほどで早くもストックホルムに向けて移動。スウェーデンとの海峡は橋で結ばれていて、スウェーデン国鉄が運行する国際列車で約5時間の行程である。
この大型犬も我々と同じ車両に乗ったが、あまりに退屈したのか最後の方で一声鳴いただけで、それ以外は終始大人しくしていた。エライ!
照明ポールと重なって見づらいが、発車直前の車内から隣接するチボリ公園の空中ブランコが見えた。途中、和風弁当を夕食にいただき、20時前にストックホルムに到着、郊外のホテルに投宿した。
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