北欧旅行記 スウェーデン
ストックホルム郊外のホテルで早速、コペンハーゲンで調達した缶ビールを冷やそうと思ったら、何と部屋に冷蔵庫がない。廊下に出ても製氷機は見当たらない。結局、レストランのスタッフに掛けあうことになったが、グラス2杯分を貰うのが精一杯だった。何とか冷やすことが出来たものの、ビール1本飲むのに何でこんなに苦労しなければならないんだ!
さて、翌27日は午前中ストックホルム市内を観光して、午後には早くも最後の訪問国フィンランドに移動する。ツアー後半はかなり駆け足のスケジュールなのだ。コペンハーゲンは初夏の陽気だったのに、ストックホルムでは一転して冬に逆戻りしたような肌寒さだった。
まず訪れたのがストックホルム市庁舎。ノーベル賞の祝賀晩餐会が行われる大広間「ブルーホール」の風景。奥の大理石の階段を受賞者たちが下りてくるそうで、その傍らにオーケストラが生演奏するスペースが設けられている。
晩餐会に引き続き行われる舞踏会の会場となる2階「黄金の間」。金箔を張り巡らせた豪華絢爛な内装に息を呑んだ。
続いて、王宮のある旧市街ガムラ・スタンに移動。大広場に面してノーベル博物館がある。
入館料は1人100クローネ(約1800円)もするが、そこは現地ガイドさんの「顔」でパスして(笑)、ショップだけ立ち入らせてもらうことで話がついた。もちろん、目的はコレである。
ノーベルの肖像入りチョコレート。祝賀晩餐会でコーヒーと一緒に出されるのと同じものだそうで、受賞者自身もお土産に買い求めるらしい。10枚入りが120クローネ。1枚200円以上する勘定だ。これでまともに入館料まで払っていたら倍近くになる。一体どんだけボッタクるねん!
気を取り直して、旧市街の街並みを散策。とある教会の裏庭に「アイアン・ボーイ」と呼ばれる小さな像があり、観光客の人気を集めている。寒い季節には誰かに帽子をかぶせてもらっている時もあるそうだ。
旧市街の街並み。元々中庭に当たる部分にまで家を建てていったため、通りは狭くて入り組んでいるという説明だった。
壁の間がわずか約90センチしかないところも。人間も一方通行状態だ。(笑)
昼食はミケランジェロというイタリアンで。ちゃんとレストランで落ち着いて食べるのは、この旅行で初めてのような気がする。午後には早くもストックホルムを後にし、空路ヘルシンキに移動した。
6月7日 休養
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