『ルームメイト』
北川景子、深田恭子共演のサスペンス映画。アマゾンの紹介文。
派遣社員として働く萩尾春海(北川景子)は、ある日、交通事故で頭を打ち片足を骨折、しばらく入院することになる。そんな春海を気遣い支えてくれたのは、看護師の西村麗子(深田恭子)だった。病院で初めて会った2人だったが、お互いに親近感を覚え意気投合。春海の退院をきっかけに麗子はルームシェアを提案し、一緒に暮らしはじめる。「麗子みたいな人だったら、ずっと一緒にいたい」「私もだよ、春海」と、2人の共同生活は順調にみえた。麗子の奇妙な言動を目にするまでは――。やがて春海の周りで不可解な事件が起きはじめ、ついには殺人事件までもが起きてしまう。そして、春海の前に麗子と見た目がそっくりなマリが現れる。(引用終わり)
5月 9日 ジョグ10キロ
5月10日 休養
ネタバレはほぼないけれど…
上の紹介文にあるとおり、麗子がマリとの二重人格者で、その正体に気づいた春海が彼女と対決、または救済する…というようなストーリーを想像していたが、ものの見事に騙された。しかし、観終えて「それはないだろう」というのが第一印象だった。
設定は少し違うけれども、昔観た『シックスセンス』はもっと緻密なカメラワークで、見事に騙された後でもう一度最初から観ても、完全に辻褄が合っていて驚嘆したものだ。ある前提を置けば分からなくはないものの、本作ではその辺りは少し甘い。
北川景子に惹かれて観たのだけれども、深田恭子の優美で妖艶で凄絶な演技が、ほぼ最後まで映画を引張っていく。大変難しい注文になるとは思うが、最後の最後でバトンタッチされた形になる北川景子が、それまでの共演者の演技を受け継ぎ、更に昇華できていればもっと良かったのにと思う。
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