北欧旅行記 ノルウェーその1
5月22日午前、関空発のフィンランド航空便でヘルシンキ乗り継ぎ、オスロに入る。
機内サービスでは早速マリメッコデザインのカップとナプキンがお出迎え。
オスロ郊外のホテルに同日19時頃到着。日没は22時頃なのでまだ昼間という感じである。夕食はついていなかったので、ホテルに隣接するショッピングモールに出かけ、とあるカフェでサンドイッチと飲み物を注文した。2人分のお勘定が243クローネ。邦貨にして実に約4700円である。北欧は物価が高いと聞いていたが、一瞬絶句してしまった。
食事を済ませてからモール内のスーパーに立寄ると、缶ビールが29クローネ、約550円だ。背に腹は代えられぬと覚悟を決め、レジで代金を払おうとしたら、酒類は20時以降は売れない規則だと横に除けられてしまった。
全く何という国なのだろうと愕然としたが、そう言えばオスロ空港の免税ショップで地元の人たちが鬼のように酒類を買い漁っていたのは、市中で買うとメチャ高いことへのささやかな抵抗だったのかと思い至った。
翌日はバスと電車を乗り継ぎ、フロムを経由してベルゲンまで移動する。バスで約4時間行ったヤイロという町でベルゲン急行に乗車。
最高標高1237mまで登った後、ミュルダール(866m)でフロム鉄道に乗り継ぐ。ここから終点フロムまでの20.2キロを約1時間かけて下っていく。
途中、ショース滝の前で5分ほど停車。落差93mの滝の迫力に見とれていると、音楽が流れて赤い衣装を着た妖精が現れ、こちらを誘惑するような踊りを見せてくれた。観光客向けの演出だそうだが、水しぶきの中で足元も悪くて大変だろうな。
これほどの瀑布でなくとも、随所に滝が流れ落ち、川の水量は大変多い。
終点のフロムはかなり内陸にあるが、ここまでフィヨルドが切れ込んでいるため、海抜わずか2メートルなのだ。山あいの駅に列車と観光船が並ぶ不思議な光景が見られる。
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コメント
北欧、羨ましいです。しかし物価といい、酒の販売時間があったりと、なかなか厳しいですね。
投稿: 高橋 | 2014/06/02 06:49
高橋さん
酒の販売を巡るエピソードはまだまだ
続編があります。お楽しみに!(笑)
投稿: まこてぃん | 2014/06/02 15:10