『カラスの親指』
映画公式サイトやアマゾンのレビューなどで「アナタも完全に騙される」という予備知識を持って観てもなお、クライマックスの「大勝負」シーンはハラハラドキドキの連続で、本当にこちらも騙されそうになった。それほどの「迫真の演技」だった。
その大芝居の種明かしが済み、5人それぞれ落ち着く所に落ち着いて、これにて一件落着かと思いきや、そこからのドンデン返しがこの作品のミソである。そこは観てのお楽しみというしかないが、とても切なく、また心温まる結末だった。
TVのお笑い番組はほとんど見ないので、村上ショージがどういう人なのか知らないが、関西弁交じりの訥々とした喋り方は役柄にピッタリだった。また、「あまちゃん」で大ブレークする直前の能年玲奈が、この作品でもキラキラと輝くような笑顔を見せている。
ところで、エンドロールの最後まで観ても、泉沙世子の音楽も名前も出てこなかった。実は「イメージソング」ということで、トレーラー(予告篇)のバックに「スクランブル」という曲が流れているだけだったのだ。
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