« 『刑事の絆』 | トップページ | 古いパソコン等を処分 »

2014/02/05

『花のあと』

41prhk5zqil__sl500_aa300_藤沢周平原作の映画は『たそがれ清兵衛』『武士の一分』以来である。アマゾンの紹介文。

藩の要職を務める寺井家の一人娘として生まれ、幼い頃から父に剣の手ほどきを受けてきた以登(いと)。下級武士の三男だが、藩内随一の剣士と噂される江口孫四郎(まごしろう)。初めて出逢った満開の桜の下で、二人は試合を約束する。
数日後、竹刀を合わせた瞬間、以登の胸は熱く震えた。女の剣と侮ることも、その家柄に阿ることもなく、まっすぐに自分の剣と向き合ってくれた孫四郎。それは以登にとって生涯ただ一度の、しかし決して叶うことのない恋だった。
以登にはすでに決められた相手があり、孫四郎もまた、上士の家の婿となる日が迫っていた。自らの運命を静かに受け入れ、想いを断ち切る以登。やがて遠く江戸から届いた、孫四郎自害の報……。
激しい動揺を抑え、以登は婚約者・片桐才助(さいすけ)の力を借りて、その真相を探る。孫四郎の死の陰に、藩の重鎮・藤井勘解由(かげゆ)の陰謀が潜んでいることを突き止める二人。そして、以登はあの日以来遠ざけていた剣を手に、静かに立ち上がる――。(引用終わり)

何よりも主演の北川景子の凛とした美しさに惹きつけられた。所作や剣術も素人目には全く違和感がない。惜しむらくは、セリフにもう少し情感が籠っていれば言うことはないが、男以上に男前!な役柄ゆえなのかもしれない。

原作の筋をほぼ忠実に追いながら、映画らしい演出を巧みに追加した脚本はよく出来ている。奥州のどこかにあるらしい架空の海坂(うなさか)藩の四季折々の情景も美しく、決して多くないセリフのひとつひとつが心に沁みる、静謐な映画である。

がさつなようで意外に器の大きい才助役の甲本雅裕、厳しくも陰では温かい目で娘を見守る父・甚左衛門役の國村隼、陰険な手段で孫四郎を陥れる勘解由役の市川亀治郎(現猿之助)ら、脇役陣も素晴らしい。

既に老婆となった以登が孫たちに昔話を聞かせるという設定になっていて、藤村志保のナレーションがまた味がある。大河ドラマでもナレーションを担当していたが、さすがに声に歳が隠せないと感じていたら、骨折で降板してしまったとか。

2月2日 ジョグ10キロ
2月3日 休養
2月4日 ジョグ10キロ

|

« 『刑事の絆』 | トップページ | 古いパソコン等を処分 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95622/59055036

この記事へのトラックバック一覧です: 『花のあと』:

« 『刑事の絆』 | トップページ | 古いパソコン等を処分 »