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2014/02/12

交響曲第1番HIROSHIMA

佐村河内守作曲とされたタイトルの楽曲を一度聴いてみようと思ったけれども、CDは既に絶版となり、近所の図書館やレンタルビデオ店を覗いても見当たらない。発売元の要請か館(店)側の判断で撤去したのだろう。

辛うじて、YouTube で第3楽章のみ聴くことが出来た。秋山和慶指揮広島交響楽団の演奏とあるが、客席の雑音が大きいことから海賊版と思われ、録音状態はあまり良くない。そういう条件での感想であることをお断りしておく。

約23分もある長大な楽章だが、ひとことで言えば「劇伴の寄せ集め」みたいな音楽である。劇伴とは映画やドラマで使われる音楽のことである。いわゆる「現代音楽」の作品では全くない。後期ロマン派のマーラーやブルックナー、さらにショスタコーヴィチといった作曲家の影響が随所に窺えるものの、彼らを参考に作曲法、管弦楽法を勉強して作った習作の範疇を出ない。

ただ、そういうものとして聴けば、各種打楽器を含む大編成のオケをよく鳴らした音楽は迫力があり、美しいメロディが盛り上がっていく箇所もあるが、それらが「交響曲」として緊密に構成されているとは思えず、その場その場の刹那的な音響を継ぎはぎしただけにしか聞こえない。適当にカットして映画のBGMに使う方が映えるのではないか。

ところで、指揮者やオーケストラは何を思いながらこの曲を演奏したのだろう。そして、今の騒動をどう感じているのだろう。是非とも聞いてみたいものだ。

2月10日 休養
2月11日 LSD42キロ
2月12日 休養

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コメント

知り合いの音大生が2回、プロオケのステージで弾いています(エキストラ)。

指揮者や年輩の団員さん達は感動していたようですが、若い方々は、この楽章での主旋律はどれ?とか、まとまり感が・・・とい、休憩中に話していたようです。でもお客が一杯で、そっちに感動したようで(^^;

投稿: 高橋 | 2014/02/15 09:59

高橋さん
最後のところが実は勘所かもしれません。
オケの台所事情はどこも苦しいに決まっている。
そこへCD売上げ何万枚という曲のオファーが来たら、
多少のことは目を瞑っても演奏するのがプロというもの。
とは言うものの、今の心境はちょっと複雑でしょうね。

投稿: まこてぃん | 2014/02/15 14:05

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