« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »

2013/06/27

7年ぶりの株主総会

Ts3r0252王将フードサービス(9936)の株主総会に7年ぶりに出席してきた。好調を続ける経営に死角はないのか。リタイア後の生活にも影響しかねないだけに(笑)、株主としてチェックは怠れないのだ。

型通り、「当連結会計年度におけるわが国経済は…」と格調高く始まった事業報告も、2頁目になると、「品質向上につきましては、餃子の具に使用するキャベツの芯抜き工程を内製化し…」と、いきなり具体的な話になるので退屈しない。(笑)

前回は1時間ほども質疑応答が続いたが、今回は発言者も限られ全体で約1時間で無事終了した。業績は引き続き好調で、今期20円増配も実施するためツッコミ所が少ないとも言えるが、そもそもここの株主は私同様、根っからの王将ファンが多いようで、総会全体がオール与党のアットホームな雰囲気なのである。社長も年に1回、株主という名の王将ファンから激励される機会をむしろ楽しんでいるかのようだった。

前回同様、往復の電車代を優に上回る金額に相当するラーメンと割引券をお土産に貰って会場を後にした。

6月22日    ジョグ10キロ
6月23日    LSD20キロ
6月24、25日 ジョグ10キロ
6月26日    休養
6月27日    ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/06/21

息子、無事帰国

昨年8月末からカナダ留学していた息子が昨日、無事帰国した。先日一緒にカナダ東部を旅行したばかりで、親の方の久しぶり感はあまりないが、約10カ月ぶりに日本に帰って来た本人は、少しばかりカルチャーショックに見舞われているようだ。

しかし、新学期までに新たな住まいを探したり、運転免許を取ったりと、やるべきことは色々あり、ボーっとしている訳には行かないぞ。

6月19、20日 休養
6月21日    ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/06/18

『ザ・対決』

41mjr6gd3pl__sl500_aa300__2清水義範著。トロントからの帰国便の機内で一気に読み切った。版元の紹介文。

同時代の東西2大哲人・ソクラテスと釈迦、どっちが偉い!?パロディ、パステイシュ、諷刺、諧謔、文章(もんじょう)の大家が縦横無尽に描く抱腹絶倒、仮想好敵手(ヴァーチャルライバル)10の短篇集。

・ソクラテスVS釈迦
・シェイクスピアVS近松門左衛門
・ロビンソン・クルーソーVSガリヴァー
・コーヒーVS茶
・桃太郎VS金太郎
・ラーメンVSカレーライス
・楊貴妃VSクレオパトラ
・空海VS最澄
・大岡越前守VS遠山金四郎
・紙VS火薬VS羅針盤
(引用終わり)

旅行からの帰りにはこういう軽い本に限る。最初の「ソクラテスVS釈迦」の結末からして脱力感満点。「桃太郎VS金太郎」のトライアスロン対決に抱腹絶倒。「ラーメンVSカレーライス」は帰国後最初の食事をどうするかで「我が家の問題」にもなった。

それでも、きっちり史実を踏まえて書いてあり、全くの荒唐無稽譚でないところが、その可笑しさの源だろう。

6月17日 ジョグ6キロ
6月18日 ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/06/17

カナダ旅行記 トロントその5

旅行最後のイベントはトロント交響楽団のコンサート。実はこの予定を最優先して、全体の旅程を組んでいたのだ。写真は同楽団の本拠地ロイ・トムソンホール。ガラス細工の帽子(?)みたいな独特な外観である。はじめにこの形状ありきで設計されたのかどうか分からないが、コンサートホールとしては音響面、設備面で問題があるように感じられた。

Img_5508

音響面では、ホール空間の大きさ、形状からか、音が相当デッドな(響かない)上に、私が座った3階席(Balcony)では、山彦のような反響音が気になった。また、設備面では1階ロビーは無駄に空間を余しているのに、2階、3階に行くにつれてロビーが手狭となり、特にトイレは潜水艦の中のような(入ったことはないが・笑)狭さである。休憩時間は通路が人で溢れ、「まるでローリング・ストーンズのコンサートみたいだ」(古っ!)とボヤいている人がいた。

さて、トロント交響楽団といえば、かつて小澤征爾が音楽監督を務めたことでも知られる、カナダ屈指のオーケストラである。前に読んだ村上春樹の『小澤征爾さんと、音楽について話をする』の中で、小澤氏は「トロントで彼(グレン・グールド)のことを少し知っているから、そりゃおかしな話がいっぱいありますよ。彼のうちにも遊びに行ったし…」と語っていて、このトロントで小澤、グールドの両者が接点を持っていたことが分かる。

現在の音楽監督はピーター・ウンジャン。カタカナにするとちょっと妙なこの苗字(アルメニア系らしい)でピンと来た人はかなりの音楽通である。そう、東京クヮルテットの第1ヴァイオリンを長く務めたあのウンジャンが、今は指揮者として活躍しているのだ。トロント生まれで、2004年からトロント響の音楽監督を務めている。小澤の5代後に当たる。この4月にはNHK交響楽団の定期にも客演したらしい。

同夜の演奏会は、前半がコープランド「アパラチアの春」、エドガー・メイヤー「ヴァイオリンとコントラバスのための二重協奏曲」(カナダ初演、トロント響他共同委嘱作品)、後半がラヴェル「ツィガーヌ」、レスピーギ「ローマの松」というプログラム。ヴァイオリン独奏がジョシュア・ベル、コントラバス独奏は作曲者自身である。

私の関心がプログラム後半にあったこともあり、前半の2曲はほとんど印象に残らなかった。というか意識が飛んでいた(笑)。メイヤーは作曲家、コントラバス奏者として活躍中の人らしいが、寡聞にして名前を聞いたことがなかった。コンバスのソリストと言えば、ゲーリー・カーぐらいしか知らない。演奏テクニックは凄いと思ったが、いくら音量の小さい楽器とはいえ、マイクで音を拾って増幅するのはいかがなものかと思う。

後半の2曲はほぼ期待どおりというか、予想どおりというか、ジョシュア・ベルの名人芸と、パイプオルガンも加わったフルオーケストラの大迫力に聴衆は大いに興奮したようで、曲が終わると同時にヒューヒューという歓声と拍手が湧き起り、多くの人がスタンディング・オベーションで演奏者を讃えていた。

「ローマの松」のトランペット、クラリネットのソロも大変美しく、相当実力のあるオーケストラと感じた。小澤時代に初来日、その後はあまり来日していないようで、国内で発売されているCDタイトルもそれほど多くない。日本の音楽ファンのドイツ・オーストリア系への偏愛のなせるわざかもしれないが、アメリカやカナダにも優れたオーケストラが数多く存在することを忘れてはなるまい。

終演後、そんなことを考えながらロビーを歩いていて、1台のグランドピアノを見つけた。近寄って見てみると、グレン・グールドが晩年の1981年にJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」を再録音した際に使用したヤマハCFⅡで、このホールに永久保存されているとある。

柵もロープもなかったので、椅子に腰かけてみた(グールド愛用の例の極端に低い椅子ではないようだが)。ピアノはかなり使い込まれていて、81年当時でも中古の楽器ではなかったかと思われる。もちろん鍵盤にはカギがかかっていて開けられなかったが、この楽器があの名録音を生んだのかと感慨一入であった。

Dscn5843_2

翌9日はいよいよ帰国日。出発まで少し時間があったので、ホテル近くを散歩しに出かけたら、偶然こんなシーンに出くわした。都心の道路を通行止めにして何かのマラソン大会が行われていたのだ。時刻は10時頃なのにもう多くのランナーがフィニッシュしている。後で調べてみたらトロント・チャレンジという、高齢者の生活改善のためのチャリティマラソンで、9時半スタートの5キロのレースだったのだ。

Img_0058

その後、昨日行ったロジャース・センタ-の南にある鉄道遺産センターに立ち寄った。入場無料で、転車台や機関車、客車、駅舎などを展示してあり、自由に触れて乗って鉄道遺産を体感することが出来る。都心の高層ビルとの新旧の対比が面白い。

Img_0063

Img_0067

カナダ7日間の旅もこれで終わり。お喋り好きの愉快な運転手のリムジンで空港に向かい、出入国も無事に済ませて帰ってきた日本はとても暑かった。

6月16日 LSD42キロ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013/06/16

カナダ旅行記 トロントその4

延長戦に突入したロジャース・センターを後にして、多くの観客が流れてくる前にと、お隣のCNタワーに上ることにした。トロントのシンボルとなっている放送タワーで高さ553.33m、東京スカイツリーや広州タワーが出来るまで世界一の高さだったという。CNとは Canadian National Railways の略だが、なぜ鉄道会社が放送タワーを建てたのか、今ひとつ分からない。

Img_0069_5

夏の観光シーズンは2、3時間待ちとなるそうだが、この日は1時間足らずでエレベータに乗ることが出来た。地上346mの屋内展望台から見た景色。足元のロジャース・センターではまだ熱戦が続いている。

Img_0046_2

ひとつ階段を下りた342mのところに屋外展望台がある。写真では分からないが、相当強い風が吹きつけている。

Img_0049_2

身を乗り出して下を覗いてみたところ。

Img_0056_2

もちろんウソで、そんなことが許される訳がない。展望台の床の一部がガラスになっていて、その上に乗って写したものだ。6センチ強の厚みがあるとは言え、この上に立つにはいささか勇気が要る。中には寝転がっている人もいたが。

別料金となるが、更に100mほど上がったところにスカイポッドという展望台があり、また、事前に予約すれば、命綱をつけて展望台の外縁に身を乗り出して歩くエッジウォークを楽しむことも出来る。今回は自分の心臓とおサイフに相談して止めておいた。(笑)

一旦ホテルに戻って休憩。20時からのトロント交響楽団のコンサートを前に、最後の夕食は日本料理レストラン「舟」にて。時間がなかったせいもあるが、私と家内は天丼、息子はカツ丼で手早く済ませた。急いでいたので写真はない。味はともかく、外見は日本で食べる丼と全く変わらないし。(笑)

トロントその5に続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/06/15

カナダ旅行記 トロントその3

午後からは野球とコンサートの連荘である。そう言えば昔、野球、大相撲、コンサートの三連荘をやったことがある。日生球場で近鉄のオープン戦を観て、府立体育館で大相撲春場所を観て、夜はフェスティバルホールで大フィル定期を聴いた。頭が混乱して、府立体育館の窓口で「1塁側内野席1枚」と言ったり、フェスの窓口で「向う正面椅子席1枚」と言ったりしたものだ。(ウソ)

ちょっと話が脱線した。要するにトロントは大都会で、スポーツ、エンターテインメントに事欠かないのである。ホテル近くには有名ミュージカルがかかっている劇場がいくつもあった。

さて、トロント・ブルージェイズの本拠地ロジャース・センターである。右はCNタワー。

Img_0039_2

MLBのことを「アメリカの大リーグ」と言ったりするけれど、正確にはカナダの球団も含まれている。以前はモントリオール・エキスポズというのもあったが、こちらは今ではワシントンD.C.に移転してナショナルズになっている。

ロジャース・センター(旧スカイドーム)は開閉式のドーム球場で、快晴のこの日はもちろん屋根を開けていて、明るい陽射しがたっぷり降り注いでいる。2階席から見た場内風景。日本の球場と異なり、グラウンドとスタンドの間にはごく一部を除いて目障りなネットが張られておらず、グラウンドをとても間近に感じることができる。

Img_0034

今回我々が観戦したのは5階席の最上段である。購入が直前になったため空席が残り少なくなっていたのだ。スロープ状の通路を何層も上がっていかなければならないが、そのぶん眺めは抜群である。

Img_0036

巨大な電光掲示板には選手の顔写真に加え、それまでの打席の成績なども表示される。周りに見える白い壁は併設されているホテルである。グラウンドが見える部屋はバカ高い料金にもかかわらず人気があるようだ。

Img_0037

女性シンガーによるアメリカ、カナダ両国国歌の独唱が雰囲気を盛り上げて、いよいよ試合開始。ブルージェイズ・バーリー、レンジャーズ・ダルビッシュ、両先発投手の力投で引き締まった投手戦の様相である。

3回、ブルージェイズがダルビッシュを攻め、2点タイムリー三塁打と中継に入った二塁手の送球エラーで3点を先制。レンジャーズは7回、ソロホームランで1点を返したが、ブルージェイズが優勢に試合を進め、このまま行けば2時間半ぐらいの短いゲームで終わるかと思われたその矢先。

本当に野球は何が起こるか分からない。9回、レンジャーズはタイムリーと犠牲フライで2点を挙げて追いつき、その裏の攻撃も退けて延長戦に突入したのだ。この時点でダルビッシュ、川崎の両日本人選手は既に交代していたので、我々は後の予定もあってスタジアムを去ることにした。

ダルビッシュは7回111球を投げ、5安打3失点(自責点2)、7三振3四球という内容だったが、またもや勝敗がつかなかった。川崎との日本人対決は三振、一ゴロ、遊ゴロでダルビッシュに軍配が上がった。マウンド上のダルビッシュは堂々として凛々しく、本当に格好良かったし、川崎も打撃は振るわなかったが、守備では再三好プレーを見せてくれた。

我々はスタンド最上段で日の丸と「宗則」のうちわを振って応援した。「有」の方は、スタジアム全体がブルージェイズファンで、相手が本塁打を打っても歓声一つ起こらない雰囲気の中ではついに出せずじまいだった。まあ、見ても分からないとは思うが(笑)。NHK-BSの録画はまだチェックしていないけれど、多分映っていないだろう。

ロジャース・センターを出た後、お隣のCNタワーに上ってから、コンサートまでの間休憩しようとホテルに戻ってみたら、何と延長18回までやって、ブルージェイズが4-3でサヨナラ勝ちしたらしい。試合時間5時間28分はブルージェイズ史上最長試合とか。じぇじぇ!

MLBでは基本的に引き分けはなく、勝負がつくまでトコトンやるのだ。翌日、新聞のスポーツ欄を見たら、同じ日のフロリダ・マーリンズ対NYメッツ戦は何と延長20回、試合時間6時間25分だったとか。じぇじぇじぇ!

トロントその4に続く。こちらも延長戦突入だ。(笑)

6月15日 休養

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カナダ旅行記 トロントその2

翌8日の朝はツアーのピックアップがなくなったのでゆっくり出来る。ホテル1階でビュッフェ式の朝食が無料で提供され、好きなものを好きなだけ選んで食べられる。お勘定もチップも不要というのは何と気楽なことか。

腹拵えが出来たら、いざ市内観光に出発。まずは地下鉄に乗って、息子が見たいと言っていたトロント大学へ。5万5千人が学ぶという大きな大学だが、ダウンタウンの真ん中にあって塀もないので誰でも自由に出入り出来る。

Img_0012

Img_0013

ハート・ハウスという建物の裏から「哲学者の散歩道」が伸びている。京都にもそんなのがあったな。

Img_0016

ブロア通りに出たところにある、天地左右がさっぱり分からないこの建物は、ロイヤル・オンタリオ博物館、通称ROMという。

Img_0018

そこからブロア通りを東に歩くと、シャネル、エルメス、プラダなどのブランド店が軒を連ねる一角になる。日本では銀座、心斎橋といったところか。ヤング通りとの交差点から地下鉄に乗ろうとしたら、この日は運休していてバス代行運転をしていた。向かった先は一見普通のこのビル。

Img_0019

実はこの7階にあるオーディトリアム(講堂)で数々の名盤を録音したのが、トロント出身の不世出のピアニスト、グレン・グールドなのである。エレベータで上がって一目でも見ようと思ったが、平日のみ、しかも事前のアポが必要とのことで断念した。同じことを考える音楽ファンがあまりに多いので規制しているのだろう。

通りの向いには、グールドがコーヒーを頼んでいたフランというレストランが今も営業している。砂糖、ミルクをそれぞれ2倍という意味の「ダブル、ダブル」という注文の仕方は、彼が始めたものらしい。

Img_0021

再び代行バスに乗って市内を南下、ユニオン駅近くで降りて、CBC(カナダ放送協会)の前を通りかかったら、ベンチにグールドが腰かけていた。

Img_0026

CBCのスタジオも彼の名前を冠している。

Img_0027_2

その他にもこの近辺にはいろいろと。

Img_5509

Img_0009

劇場街の歩道にある Walk of Fame 。ハリウッドにもこういうのがある。ちなみに、トロントは映画ロケが多いらしく、泊まったホテルの前にトレイラー式の移動楽屋(?)が何台も止まっていた。

市内観光を終えて、いざロジャース・センターへ。ブルージェイズのユニフォームを着た人が大挙してスタジアムに向かっていて、道を尋ねる必要は全くなかった。(笑)

トロントその3に続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カナダ旅行記 トロントその1

トロント・ピアソン国際空港からリムジンバスで市内に入り、ホテルにチェックインしたのが7日17時過ぎ。当初はこの夜ブルージェイズ×レンジャーズ戦を観て、翌8日はナイアガラまで日帰りのツアーに参加して、夜はトロント交響楽団の演奏会という予定だった。

ところが、旅行が始まってから8日にダルビッシュが先発することが明らかになった。その可能性も頭に入れていたが、その日は演奏会のチケットを購入済みなので、野球の方は諦めざるを得ないと思っていたが、よくよく確認すると試合はナイトゲームではなく13時07分開始ではないか!

家族と相談して(というか相談する前にハラは決まっていたのだが・笑)、ナイアガラ行きはキャンセルして、8日は午前中市内観光、午後は野球、夜は演奏会という予定に変更することにした。幸い、ナイアガラツアーはキャンセル料がかからず、8日の試合のチケットもネットで確保できた。

7日の試合のチケットも確保済みだったが、10ドルちょっとの安い席だったのでボツにして、浮いた時間でまたまた地ビールでも飲みに行こうという算段にした。ホテルからストリートカーという路面電車で約10分。ディスティラリー・ディストリクトという、ウィスキー蒸留所跡を再開発した一角の中に、ミル・ストリート・ブリュワリーという醸造所があるという。

ディスティラリー・ディストリクトにはレストラン、ショップの他、ギャラリーなどもあってオシャレな雰囲気である。通りの名もお酒にちなんでいる。

Img_5514

Img_5515

ブリュワリー直営のビアホールはパブの隣にこの4月オープンしたばかりとのことで、内装はいかにも最先端のお店らしく華やかだ。給仕してくれた Brendan 君もとても愛想よく、親指を立てて Great!  Perfect! を連発していた。(笑)

Dscn5634

相変わらず飲んで食って…(笑)

Dscn5637

Dscn5639

帰りに見たトロント中心部の夜景が少しピンボケになっているのは、決して酔眼のせいではない。(笑)

Img_0006

トロントその2に続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/06/14

カナダ旅行記 PEIその3

ようやくケンジントンという町に到着。1989年に廃線になった鉄道の駅舎が残されているということで、私としては絶対に外せないポイントだ。(笑)

Img_5479

Img_5481

駅舎近くのコンビニでサンドイッチを買ってようやく昼食にありついた。全く期待していなかったが、大変美味しかった。単に思い切り腹が減っていたからかもしれないが。(笑)

ドライブも後半へ。島南部の海岸沿いに出ると、いろいろ絵になる景色が現れた。

本土のニュー・ブランズウィック州とPEIを結ぶコンフェデレーション・ブリッジ。全長約13キロ。車で12分かかるという。クルマのCMに出てきそうな風景だ。往復してみようかと一瞬思ったが、$44.50という標識を見て即、諦めた。(笑)

Img_5484

潮干狩りとか、出来ないかな。家内も同じことを考えていた。(笑)

Img_5489_2

今も使われているのかどうか不明だが、とても絵になる灯台。

Img_5493

シャーロットタウンに帰ってきたのが19時前。この日の夕食は Gahan House という地ビールレストランに繰り出した。かなりの人気店のようで、屋内のテーブルは既に満席で20分待ちというので、少し肌寒いが建物裏側のテラス席に案内してもらった。

Img_5495

まずは、サンプル・トレイで8種類の地ビールを味見。「一体どんだけ飲むねん!」と思うなかれ。真ん中の塩コショウの瓶で分かるが、一口で飲み干せるぐらいのサイズなのである。微妙な色の違いとか泡立ち具合で、集団健診のアレを連想してしまう。(爆)

Img_5496_2

この中から気に入ったビールを追加で注文。アテは島名産のジャガイモを使用したポテトチップ(奥)、シェパード風(人名?)パイ(左)、カレー味のチキン(右)など。

Img_5497

そうこうするうちにテラス席も満員になってきた。隣の席の学生風の男の子2人は地元出身のようで、ウェイトレスと親しげに話し込んでいる。内容はほとんど分からないが(苦笑)、何だかのんびりしていい雰囲気である。

翌7日は移動日。朝食はホテル近くのドーナツチェーン Tim Hortons で。メイプルシロップのドーナツは意外に上品な味だった。

Img_5498

出発まで多少時間があったので州議事堂を見学。この部屋でカナダ連邦が誕生したそうだ。

Img_5502_3

土産物屋に立ち寄り、街中のショッピングモールのフードコートで早めの昼食を済ませて、レンタカーで空港に向かった。途中のセルフ式GSで満タン給油したが、レギュラーがリッター1.283ドルだった。当日のレートが約94円/CADだから120.6円。日本よりかなり安い。

6月14日 ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カナダ旅行記 PEIその2

6日はPEIクイーンズ地区一周のドライブ(Central Coastal Drive 全長253キロ)に出かけた。その前にホテルのレストランにて朝食。何の変哲もないメニューだが、何だか美味しそうに撮れたので。(笑)

Img_5419

10時頃に出発。ところが間もなくして道を間違えるわ、タイヤの空気圧低下の警告が出るわで、前途多難を思わせた。すぐにGS(ガソリンスタンドではなく、ガスステーションですね)に立ち寄って、エアコンプレッサーを使いながら悪戦苦闘していたら、中年男性が近寄ってきて「どれどれ見てあげよう」と、手元の空気圧計で測りながら「このタイヤだな」と右後輪を指した。

おかげで無事再充填を済ませて警告も消えた。後で分かったのだが、この人はGSの店員ではなく、たまたま居合わせたお客さんだったのだ。まあ、親切というか、困ったときはお互い様というか、この島の人々の温かさに触れた思いがした。

気を取り直してドライブ再開。まずは、Dalvay Lake という湖の景色。

Img_5422

Brackley-Dalvay 国立公園の海岸

Img_5427

この島は独特の赤土に覆われていて、それで染めたTシャツを土産物屋で見かけた。初めから薄汚れているみたいなので買わなかったが。(笑)

お目当てのアンの家 Green Gables に到着。「緑の切妻屋根」という名前そのままの家が保存されている。

Img_5433

アンの部屋

Img_5439

「恋人の小径」

Img_5450

その他、「お化けの森」も散策したが、やたらと蚊が多い。私は手の指の股のところを咬まれた。何と根性のある蚊だろう。それから、これも現地に行って初めて分かったのだが、アンの家とその一帯は、実はゴルフ場の中にポツンと取り残されたような格好になっていて、「お化けの森」に行くにはグリーンと次のティーグラウンドの間を歩く。ゴルフ場造成のために取り壊される可能性のあったアンの家を守るため、国が買い上げて史跡に指定したのだろうか。

お昼を過ぎたが食べるところが見当たらずドライブを続行。既に耕されて作付を待つ赤い畑が、地平線のかなたまで続いているように見える。

Img_5469

Img_5472

PEIその3に続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カナダ旅行記 PEIその1

プリンス・エドワード島(以下、PEI)は、ルーシー・モード・モンゴメリの不朽の名作『赤毛のアン』(原題 Anne of Green Gables)の舞台となった島で、独立の州をなしている。全体では四国の3分の1ぐらい、主要観光地のあるクイーンズ地区はそのまた3分の1に満たないぐらいの小ぢんまりした島である。

州都シャーロットタウンの空港でレンタカーを借りて、ホテルに18時過ぎに着いたが、まだまだ外は明るい。夕食は少し遅らせて、それまでの間にひとっ走りしようとホテルを飛び出した。

町外れから郊外に向かって伸びていた鉄道支線の廃線跡が、「コンフェデレーション・トレイル」として整備されていると聞いていたのだ。以前から、引退したら各地の廃線跡を走ることを考えていて、まさか最初がカナダになるとは思わなかったが。(笑)

Img_5416

Img_5415_2

素朴なモニュメントの傍にある0キロポストから由緒正しく出発。すぐに郊外に出て、ゆったりしたカーブを続けながら、田園地帯を縫うように進んでいく。

Img_5409

Img_5414_3

1キロ地点は道路を横断する踏切跡である。しばらく足止めを食うものと覚悟したが、このトレイルでも、また街中でも、一度の例外もなく車の方が止まってくれた。1月の旅行でも感じたことだが、カナダの運転マナーは概して良い。ことにPEIでは歩行者優先が徹底されているようだ。

Img_5412

5キロ地点辺りで大きな交差点にぶつかり、廃線跡が一旦途切れていたようなので、そこで引き返すことにした。

1時間強の道中、出会ったランナーは2、3人。自転車がその倍くらいで、歩行者がそのまた倍ぐらいだった。犬を連れて散歩している人もいた。時間帯が遅かったので空いていたのかもしれないが、こんな素晴らしいジョギングコースをゆったりと走れるなんて、うらやましい限りだ。

さすがにハラペコになって向かった先は、埠頭にある海鮮レストラン。ロブスター・オン・ザ・ウォーフという、何のヒネリもない名前である(笑)。遅い夕日を見ながらテラス席で食べても良かったのだが、10度を下回るぐらいの気温で仕方なく断念した。

Img_5417

ハマグリ、ムール貝、エビ、貝柱、蟹肉コロッケなどの海鮮盛り合わせ「プラター」に、もちろんロブスターの尻尾をつけてもらった。ロブスターが特に美味で、2人前で分量もちょうど良く、非常に満足のゆく食事だった。

Img_5418

PEIその2に続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/06/13

カナダ旅行記 ケベックその3

ロウワー・タウンの一角にあるル・コション・ダングで昼食休憩。Cochon Dingue とは「イカれた豚」というような意味だろうか。窓の外には川沿いの道をのんびりジョグするランナーの姿も見える。

Img_5389

Img_5388_2

昼食後、フニキュレールというケーブルカーに乗って崖上のアッパータウンに戻る。「フニキュレール」と聞いて、イタリアの登山鉄道会社が作った世界初のCMソング「フニクリ・フニクラ」を連想した。多分従弟同士ぐらいの言葉なのだろう。(笑)

Img_5378

Img_5391

画家たちが絵を売っているトレゾール通りを抜けて、先に紹介した落書きのあったノートルダム大聖堂、川沿いの旧港市場などを観ながらホテルに戻り、一旦休憩してから新市街のグランダレ通りに夕食に出かけた。事前にガイド本やネットで調べて評判の良かったルイ・エベールというフレンチの店である。

Img_5399

事前のリサーチでは店のサイトはフランス語のみ。メニューもそのままではさっぱり分からないので、おおよその意味を調べてから出かけたが、何のことはない。店頭では若い女の子が英語でお勧めのメニューを説明していて、中に入って渡されたメニューにもちゃんと英語が併記されていた。要するにタテマエとホンネ、なのである。

当日食したのは次のようなコース料理。

まずは、リゾットのコロッケ、チョリソーとサフラン添え。

Img_5394

続いて本日のスープは、ロブスターとトマト風味。

Img_5395

そして、アンガス牛のフィレステーキ。大変なボリュームだった。

Img_5396

最後にお任せのデザート盛り合わせ。

Img_5398

3人でメルロのワイン1本も空けて、この旅行最大の贅沢を味わった。申し遅れたが、今回の旅行はエドモントン留学から間もなく帰国する息子の修学旅行(?)を兼ねて、家内、私と3人で出かけたものだ。息子とはトロントで集合、解散という形である。

翌5日は移動日。朝食はホテル近くのクレープ屋カス・クレープ・ブレトンにて。クレープといっても甘いお菓子ではなく、日本で言うと薄いお好み焼きぐらいの感じだ。ハム、卵、チーズなどの具材は銘々好きなものを注文できるようになっている。

Img_5402

腹拵えが済んだらプリウスのタクシーで空港に向かい、可愛いプロペラ機でいざプリンス・エドワード島へ。

Img_5404_2

6月13日 ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カナダ旅行記 ケベックその2

翌4日はケベック市内を徒歩で観光した。主な観光地である旧市街は、ざっと1キロ四方ぐらいで道も狭いため、歩いて観光するのが丁度いいのだ。この旧市街というのは、もともと要塞であったこの町を取り巻く城壁に囲まれたアッパー・タウン地区と、城壁の東側でセント・ローレンス川に沿ったロウワー・タウン地区からなる。ケベックは北米唯一の城塞都市で古い街並みが保存されていることで、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。

その城壁の何箇所には主要道路が通る門(Porte)が設けられている。写真はホテルのすぐ近くにあるサンジャン門である。

Img_5354

その脇から城壁の上に上がると、すぐ外側にケベック州議事堂の正面を望むことが出来る。

Img_5356_3

Img_5358

城壁を降りて飲食店が建ち並ぶ中心部を抜け、セント・ローレンス川を望むボードウォークを歩いていくと、フェアモント・ル・シャトー・フロンテナックというお城のように立派なホテルが見えてくる。この町の象徴となる建物で、大勢の観光客目当てにストリートミュージシャンがフリューゲルホーンを吹いていたりする。

Img_5364

ここから坂道と階段を下りていくと、ロウワー・タウン地区に出る。その名前から、古びてごちゃごちゃした街並みを想像していたが、実際は全く違っていた。プチ・シャンプラン通りやロワイヤル広場を中心としたこの地区は、文字通り絵葉書のように美しい街並みが残されている。

Img_5365_3

Img_5367_2

Img_5375

Img_5377_2

Img_5385_3

ケベックその3に続く。

6月11日 休養
6月12日 ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/06/12

カナダ旅行記 ケベックその1

6月3日、伊丹から成田、トロントと乗り継いでケベックに到着したのが同じ日の19時半過ぎだった。緯度の高い当地ではこの季節は22時頃まで明るく、この時間帯は夕方というよりまだ昼間という感じである。

英語と仏語が公用語のカナダだが、東部ケベック州は住民のほとんどがフランス系で、仏語が州の公用語である。エアカナダの機内アナウンスも成田-トロント便が英語、仏語の順であったのが、トロント-ケベック便では仏語、英語の順となった。空港からタクシーで市内に向かったが、道路標識は全て仏語のみであり、レンタカーにしていたら完全に迷子になるところだった。

ただし、運転手は流暢な英語も話す。その他ホテル、レストランでも100%英語が通じた。仏語が州の公用語ではあるけれども、観光は当地の主要産業であり、手軽に異国気分を味わいにやってくる隣国アメリカからの観光客はいいお得意さんだからだろう。

それでも英語を表だって使わないのは、もともとフランス人が植民地を作ったところに、後からイギリス人がやってきて戦争になり、勝ったイギリスが施政権を握ったものの、人口の9割を占めるフランス系住民の文化や伝統まで支配することは出来なかったからだ。

このことは、ケベック州の車のナンバープレートに Je me Souviens (私は忘れない)と書かれてあることにも窺えるし、ご覧のような市内某所の落書きにも表れている。「壁の中の他と同じレンガの一つになるな」という英語を×印で消した横に、仏語が書き添えられている。おそらく、「ケベックではフランス語を使え」というような意味だろう(仏語検定2級の某氏に翻訳をお願いしよう・笑)。

Graffito_2

このような事情をある程度分かった上で、初日の夕食(というより夜食)に入ったのは Pub Saint-Alexandre  という英国式のパブだ。ガイドブックによれば市民の投票でベストパブに選ばれたこともあるとのことで、因縁浅からぬ英国の文化を受け入れる包容力を、ここの住民は持っているようだ。曜日によってはジャズやブルースのライブ演奏もある賑やかな店内で、ケベックの地ビールにフィッシュアンドチップス、ピザを頼んでまったりと過ごした。

Img_5352_2

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013/06/11

ただいま!

昨夜遅くに無事帰国した。旅行中は夜遅くまで出歩いたりしていたので何もアップできなかったが、これからぼちぼちと見聞きしたことを書いていくつもり。終始天候に恵まれ、また最高でも20度ぐらいの気温のため非常に快適だった。

6月5日 ジョグ11キロ
6月8日 ジョグ5マイル

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/06/03

行ってきます!

今日、カナダ東部への旅行に出発する。留学中の息子と合流して、ケベック、プリンス・エドワード島、トロント、ナイアガラと回る予定である。

Ts3r0239_2トロントではブルージェイズ対レンジャーズ戦を観戦予定。うまく行けばダルビッシュと川崎の日本人対決が見られるかも。ということで、応援うちわも用意して準備万端整った。(笑)

6月2日 ジョグ10キロ
6月3日 休養

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2013/06/01

『県庁おもてなし課』

200808000534_2有川浩は『阪急電車』以来。今月封切された映画とタイアップして売込みをかける角川書店の営業手法は、かつての『人間の証明』を思い出させるが、それほどあざとくはない。ちなみに公式サイトはこちら。版元の紹介文。

とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員・掛水は、地方振興企画の手始めに、人気作家に観光特使を依頼するが、しかし……!? お役所仕事と民間感覚の狭間で揺れる掛水の奮闘が始まった!(引用終わり)

高知県庁に実在する「おもてなし課」から観光特使の依頼を受けた著者自身の体験から生まれた小説とのことで、郷土愛豊かな彼女の視点が貫かれた、ハートウォーミングでメッセージ性に富んだ小説である。

ただ、ストーリーは単純明快、出てくる人物もいい人ばかりで、小説としてはやや物足りない。主人公を叱り飛ばしていた作家吉門喬介のキャラクターに期待したが、途中から人物が変わったようになってしまい、絵に描いたようなツンデレぶりに笑ってしまった。

映画の方は錦戸亮に堀北真希か。DVDが出たら観てみよう。

6月1日 ジョグ10キロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »