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2013/05/07

『神去なあなあ日常』

51kn0apyr4l__sl500_aa300_三浦しをん作品は『風が強く吹いている』『シティ・マラソンズ』以来の3冊目。アマゾンの紹介文。

美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!? 林業っておもしれ~! 高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
神去村の人たちはおっとりしている。彼らの口癖は「なあなあ」で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」など、いろんな意味に使われているが、語尾にも「な」がつくので、のんびりした感じになる。神去村には林業従事者が多く、百年単位の作業をしているので、あくせくしてもしようがないと思っているみたいだ。俺は平野勇気。高校卒業式の後、俺の行き先は、担任の先生と母親に決められていた。この神去村で、林業の研修生として働くことになっていたのだ。(引用終わり)

最近映画化されて話題になっている『舟を編む』もそうだが、「お仕事小説」という作者お得意のジャンルに属する作品である。取材に協力した人々の名前が巻末に掲載されているが、その数の多さに驚いた。『風が…』でもそうだったが、こうした丹念な取材に基づくリアリティこそが、こうした小説の生命線なのだ。まさに「事実は小説より奇なり」である。

山奥で行われている林業の実態など、関係者以外にはほとんど知られていない。横浜の高校を出てすぐ三重の山奥に放り込まれた主人公には、ほとんど冗談と思えるほどのカルチャーショックの連続である。一旦は逃走を企てたこともあったが、「美人」との出会いなどもあって、次第に山での生活に馴染んでいくところは、ビルドゥングスロマンとしても読める。

最後はちょっと中途半端な終わり方になっていると思ったら、案の定続篇が出ていて、『神去なあなあ夜話』というのだが、図書館に予約したら何と40人待ちという状態だった。しかし、何も焦ることはないだろう。「なあなあな」である。(笑)

5月5~7日 ジョグ10キロ

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コメント

↑早速図書館に予約入れてみました。
20数人待ちだったかな、続編の方は227人待ち。
ちなみに先日予約した『舟を編む』は840人くらいから780人待ちくらいに減っていました。(^^;
数年後には興味がなくなってるかも?
無事に生きてるだろうか?(^^;

投稿: くー | 2013/05/11 12:11

くーさん
780人待ちって…
貸出期間が2週間だとすると
30年先という計算になりますね。
それまでに何人脱落するかの
サバイバルレースの様相が…。

投稿: まこてぃん | 2013/05/12 08:36

いえ、本が市内の図書館全体で数十冊あると思うので
(『舟を編む』は30~40冊くらいだったかな)そんなにはかかりません。(^^;
本が準備されてからだいたい1週間以内に取りにいけばいいので
一人当たり3週間として・・・、ちゃんと計算できませんが、1年半
くらいしたら借りられますかねえ・・・(^^;

投稿: くー | 2013/05/12 22:59

くーさん
さすがは都会の図書館は違いますね。
うちの近所だと多くても5、6冊程度かな。
沢山買っても時期が過ぎればデッドストックに
なってしまうので、簡単には増やせないようです。

投稿: まこてぃん | 2013/05/12 23:06

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