『ぼくがいま、死について思うこと』
椎名誠の近著。内容にふさわしくシンプルな装丁である。版元の紹介文。
今まで突っ走ってきたけれど、ふと気づくと多くの人を亡くしていました。肉親の死。十代の頃に経験した親友の自死。ここ数年相次いだ友人たちとの離別。あやうく死にかけた体験の数々。世界の旅先で見聞きした葬儀や死。孫を持って気づいたこと。死に急ぐ若者たちへのメッセージ。そして、思い描いてみた自身の最期――。今年、69歳になる椎名誠が、はじめて死について考えた一冊。(引用終わり)
70歳近くなるまで自分の死について真剣に考えたことがなかった、というのがいかにもこの人らしい。スリムな長身に日焼けした精悍な顔つき。どれだけ無茶しても死にそうになかったシーナさんも、さすがに死について真剣に考えるときが来たのである。
世界各地各宗教のさまざまな葬儀を見聞した記録がかなりの部分を占めるのもこの人らしいが、最後の「親友、そして自分はどう死にたいか」について述べられた部分が、私にとっては一番関心があり、大いに参考になった。
「どう死ぬか」は「どう生きるか」と表裏一体である。最期の瞬間になって、「ああ面白い人生だった。もう思い残すことはない」と死ねるために、これからの時間を有意義に過ごしたい。自由になる時間という生涯最大の買い物をしたのだから。
5月16日 休養
5月17日 LSD20キロ
5月18日 ジョグ10キロ
5月19日 休養
5月20日 ジョグ10キロ
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コメント
私らもっと働け もっと働け~~って 言われていますわ~~(涙;;;)嫁が老後が老後が心配や~~って
私は72から74位で終わる予定しています~~
投稿: たけちゃん | 2013/05/22 08:43
たけちゃんさん
私の場合も周囲の反応は「まだ元気で働けるのに…」
というのが半分以上といったところです。
でも、小泉元首相(何代前や・笑)ではないですが、
それこそ「人生いろいろ」だと思います。
計画が狂ってみじめな老後になったとしても、
それは自分の判断が誤っていたということで、
甘んじて受け入れる覚悟をしています。
投稿: まこてぃん | 2013/05/22 15:11
自分で決めてっていいですやん~~私の場合 嫁が決めて~~ですから せめて寿命くらいは自分で決めとこうと~~(笑)
投稿: たけちゃん | 2013/05/23 09:46