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2013/04/16

『アバウト・シュミット』

51xriagu28l__sl500_aa300_ジャック・ニコルソン主演。以前観たことがあるが、退職したら必ずもう一度観ようと思っていた。アマゾンの紹介文。

保険会社を定年退職したシュミットは、ひまな毎日に嫌気がさし、チャリティ団体に応募。援助するアフリカの少年に手紙を書く。ところが簡単な自己紹介のつもりが、妻への不満など、グチばかりつづることに。そんなとき妻が急死。愛娘が帰郷するが、彼女が連れてきた婚約者はとんでもないアホだった…。
平凡な男シュミットの老後の日々をシニカルなユーモアを散りばめて描いた人間ドラマの傑作。主演のニコルソンが、口数は少ないけれど、心の中ではグチってばかりの怒れる老人をチャーミングに演じている。ユーモアの中に孤独を垣間見せる絶妙の演技は、オスカーノミネートも納得の素晴らしさだ。また娘の婚約者の母親を演じるキャシー・ベイツの豪快な老ババぶりも必見。監督&脚本は『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ』で脚光をあびたアレクサンダー・ペイン。(引用終わり)

退職、妻の急死、娘の結婚という大きな出来事に適応できず、無様にうろたえる初老の男の心象を、名優ニコルソンが哀愁いっぱいに、そして時にコミカルに演じる。「自分探し」の旅にキャンピングカーで出かけ、途中で偶然知り合った他人の妻から「You are a sad, sad man.」と自分の本質を見抜く言葉をかけられ、ついほろっとなってしまったのか、彼女にキスしようとして追い出されてしまうシーンが印象に残った。

ラスト近くの、「自分が死んで、自分を知る人間も死んでしまったら、自分はこの世に存在しなかったのも同然だ」との主人公のセリフは大変に重い。

4月13日 休養
4月14日 LSD20キロ
4月15日 休養
4月16日 ジョグ6キロ

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