『テルマエ・ロマエ』
古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、生真面目すぎる性格が時代の変化に合わず、職を失ってしまう。落ち込む彼は友人に誘われて訪れた公衆浴場で、突然現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは漫画家志望の真実(上戸彩)ら「平たい顔族(=日本人)」。日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻って、そのアイディアを使い大きな話題を呼ぶ。タイムスリップを繰り返すルシウスは、浴場技師としての名声をローマで得ていく。その評判を聞きつけた時の皇帝ハドリアヌス(市村正親)は、自分の後継者にと考えているケイオニウス(北村一輝)のためにルシウスに大浴場を作るよう命じる。次第にルシウス、そして真実までもがローマ帝国の運命に深く関わっていくことに……。(引用終わり)
アマゾンのレビューを見ると、前半良くて後半いまいちというのが多いが、私の感想は逆。前半のコミカルなエピソードだけではもたないと思っていたら、途中から古代ローマ史を踏まえた壮大で痛快なホラ話が展開され、ぐっと面白さが増したと思う。
大がかりなセットと大勢のエキストラによる古代ローマの再現シーンもよく出来ていると思うし、その中での阿部寛をはじめとする日本の「顔の濃い」俳優陣もほとんど違和感がなかった。有名なイタリアオペラのアリアが次々に繰り出されるBGMも映像とマッチし、一級の娯楽映画となっている。
蛇足ながら、続篇が制作され来年公開される運びとなったというニュースが出ていた。
2月3日 LSD20キロ
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