畝傍高校、健闘す。
夏の高校野球奈良県大会は今日決勝戦が行われ、甲子園の常連天理が、31年ぶりに決勝に臨んだ畝傍を13対6で下し、2年ぶり26回目の優勝を飾った。
結果からすると大方の予想どおり天理の大勝に終わったわけだが、初回の8点がなければ2回以降は5対6の競った試合で畝傍が勝っていた。もちろん、野球に「タラレバ」は禁句であるのは承知している。そういうことではなくて、序盤の大量失点にもかかわらず、畝傍が自分たちの野球を伸び伸びとやっていたのに驚いたのである。
普通、これだけ失点すると我を失い、まずは1点を返さないとなどと小技に走り、ますます追い詰められていくものだが、彼らは初回の失点などまるでなかったように、ファーストストライクから思い切り振っていくスタイルを変えようとしなかったのである。
それに対し、天理は大量リードの余裕もあったろうが、3回以降は無得点に終わり、気が付くとそのリードが半分に減っていた。もっと早い回から反撃されていたら、どうなっていたか分からない。
畝傍の百合監督の人懐こそうな笑顔も良かった。大舞台に立っても、ピンチになっても、自分のスタイルを貫く。とてもいいことを教えてもらったような気がする。
| 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)
最近のコメント