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2012/04/05

『アナザーフェイス』

9784167787011_3堂場瞬一著。版元の紹介文。

警視庁刑事総務課に勤める大友鉄は、息子と二人暮らし。捜査一課に在籍していたが、育児との両立のため異動を志願して二年が経った。そこに、銀行員の息子が誘拐される事件が発生。元上司の福原は彼のある能力を生かすべく、特捜本部に彼を投入するが…。堂場警察小説史上、最も刑事らしくない刑事が登場する書き下ろし小説。(引用終わり)

主人公は別に「刑事らしくない」ことはない。家庭環境の制約で一時的に現場から離れているだけなのだ。その証拠に一旦現場に戻れば、鋭い人間観察力で誘拐事件の真相を見事に解明してみせる。

例によって途中で事件の大筋が読めてしまうが、最後まで息をつかせないストーリーテリングは相変わらずだ。前半の山場である身代金受渡しのシーンも見事で、こんな方法があったのかと驚嘆させられた。

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