N響アワー最終回
今週末は土日とも出勤と相成り、平日と同じような時間に帰宅する羽目になった。日曜夜の愉しみだったN響アワーは今日が最後の放送だったのだが、残念ながら最後の10分ほどしか観られなかった。
それでも、スヴェトラーノフ指揮のチャイコフスキー第5交響曲の終楽章は迫力満点だった。中でも、フェルマータの全休止に続いてモデラート・アッサイ・エ・モルト・マエストーソで「運命の動機」が力強く奏でられるところ(472小節~)には驚いた。
普通ならここぞとばかりオーケストラを鳴らせようと力が入るところだが、スヴェトラーノフ氏は何と腕を一切動かさずに微動だにしないのだ。リハでもそうだったかどうかは分からないが、そこは流石にN響であり、一糸乱れぬアンサンブルで指揮者の期待に応えていた。
ところで、今日でお別れなのはN響アワーだけではなかった。その後の「クラシックガイド」も今日が最終回だったのだ。たった3分間の番組だが、本仮屋ユイカさんの可憐なガイドがもう観られないかと思うと残念だ。本人も最後少しだけ目が潤んでいたような気がする。くー。
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