« 神戸マラソン | トップページ | 3時間20分のわけ »

2011/11/22

『異境』

61pbj88esel__sl500_aa300_堂場瞬一の新刊。アマゾンの紹介文。

上司との対立から本社社会部を追われた新聞記者甲斐。横浜支局に着任早々、失踪した後輩の行方を追う気の乗らない仕事を命じられる。スクープを掴んでいたらしい彼の足跡を辿るうちに県警の腐敗した内情と謎の外国人犯罪集団の存在に行きつく。情報の核を握っているらしい美貌の女性刑事翔子は信用できる人物なのかスパイなのか―。甲斐の孤独な闘いが始まった。作家生活10周年の渾身作。(引用終わり)

11月21日 休養
11月22日 ジョグ5キロ

主人公は著者本職の新聞記者。お得意の警察モノに、格好いい女性刑事。更には失踪ネタと、堂場ワールド全開という感じの意欲作である。例によって全体の4分の3まで引っ張りに引っ張るが、大体予想のつく通りの結末は読者を裏切らない。

同工異曲の感は否めないものの、この水準の作品を次々とものする著者は、一体いつ本職の仕事をしているのだろう。そのうち横浜に飛ばされるぞ。(笑)

|

« 神戸マラソン | トップページ | 3時間20分のわけ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『異境』:

« 神戸マラソン | トップページ | 3時間20分のわけ »