FMアンテナ端子の怪
NHKFMのクラシックカフェを毎日留守番録音して通勤電車の中で聞くのを楽しみにしているが、最近「サー」というノイズが大きくなり弱音部が聞きづらくなってしまった。FM電波はケーブルテレビ経由で来ていて、記憶によれば地上アナログ放送が終了した7月下旬以降の現象なので、おそらくは停波の際に局の方で何か問題が起きたのだろう。
そう思って電話で問い合わせをしようとしたら、いつかけても回線が込み合っていて繋がらない。業を煮やしてハガキにただ1行「FMのノイズを何とかして下さい」とだけ書いて送っておいた。多分無視されるだろうと思っていたら、何とこの週末に自宅に電話がかかってきた。要注意人物と思われたのかもしれない。(苦笑)
おそらく技術系と思われる男性担当者に現象を説明したところ、「局の方でも受信状況を確認しているが、そのような問題は起きていない。一度お宅に伺って測定させてもらえば原因がはっきりするだろう」とのこと。そこまでしてもらうのも恐縮なので、機器との接続を再確認してみると答えて電話を切った。
早速オーディオの裏側のFMアンテナ端子から同軸ケーブルを外してチェックしているうち、ふとした拍子に同軸ケーブルの芯線が端子の接地側に触れた瞬間、気になっていたノイズがピタッと収まった。それどころか、芯線を指で持っているだけでもきれいに受信できる。
これは一体どういうことだろう。同軸ケーブルのプラスマイナスが逆になっているのかもしれないと思い、先ほどの担当者にコールバックしてみたら、さほど驚いた様子もなく、「そういうことはありうる。電波が強すぎるせいかもしれないが、詳しくは測定してみないとわからない」とのことだった。
文系人間の自分にはどういう現象なのかさっぱり理解できないが、ノイズが消えるのは紛れもない事実なので、芯線をシャーシのビスに固定して、しばらく様子をみることにした。
それにしても、摩訶不思議だ。
9月3日 ジョグ10キロ
9月4日 ジョグ10キロ
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