『盗聴』
いずれも「小説現代」などに発表されたもの。表題作『盗聴』が面白そうだったので借りてみたのだが、3篇目の『漏水』が一番良かった。水道局漏水防止課主任なる役人が殺人事件を暴き、その犯人を恐喝するというな卓抜な設定に驚嘆したが、その後は二転三転の仕掛けが込みすぎて楽しめなかった。
『盗聴』もそうだが、限られた枚数でもどんでん返しの仕掛けを繰り出すのは、ミステリファンの期待に応えようとしているのかもしれないが、自分としてはどうも感心しなかった。短篇は短篇の行き方があるのではないか。
もし、松本清張が『漏水』の役人を題材に短篇を書いたら、もっと怖くて、そして重い話を作ってくれそうな気がしてならないのである。
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コメント
盗聴といえば・・・、やっぱりスネークマンショーでしょう。
もしもし、おいこの電話盗聴されてるぞ。
だ、だ~れ~?
だ~れ~じゃない、この電話盗聴されてるんだぞ。
だ、だ~れ~?
警察に盗聴されてるんだよ。
けいさつ?ここはけいさつじゃないよ~。(つづく・・・)
ってもう何年前でしょうねぇ~。(笑)
投稿: 千葉の盗聴おやぢ | 2011/05/02 08:16
千葉の盗聴おやぢさん
スネークマンショー…
済みません、全然知りません。
ウィキの記事をひと通り見ても、
記憶にカスリもしませんでした。
投稿: まこてぃん | 2011/05/03 01:03
私も二つのスネークマンショーが混ざって書き込みしてしまいました。
正確には、盗聴エディーです。
ゆーちゅーぶにありましたのでこちらでお聞きください。
http://www.youtube.com/watch?v=-CAq2NFlhv8
投稿: 千葉の盗聴おやぢ | 2011/05/03 08:17
千葉の盗聴おやぢさん
情報提供ありがとうございます。
今は便利なものがありますね。
何かのパロディ…なんでしょうけど
やっぱりよく分かりませんわ。(苦笑)
投稿: まこてぃん | 2011/05/03 23:13