『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』
折角の3連休というのに風邪気味でほとんど走れず、時間があったので久々にレンタルDVDを観た。『ALWAYS 三丁目の夕日』と同じ企画・制作者による作品で、道理でタイトルも似ているわけだ(笑)。goo映画の紹介文。
大手家電メーカーに勤める筒井肇(中井貴一)は、昇進も決まり順風満帆なサラリーマン生活を送っていた。そんな矢先、故郷で一人暮らす母親が倒れたとの知らせが入る。追い打ちをかけるように、入社同期の親友が事故死したとの連絡が…。久しぶりに帰省した故郷・島根で、仕事に追われ家族を気遣うことなく走り続けてきた日々を顧みる。そして彼は決意する。子供の頃夢見ていた“バタデン”の運転士になる事を。(引用終わり)
2月13日 ジョグ10キロ
2月14日 ジョグ10キロ
主人公が転職を決意したところで、線路のポイントが切り替わる象徴的なシーンが出てくる。自分自身既に50歳を過ぎていて、こんな大変な決断は到底出来ないけれども、この10年以上会社員としてのギアは徐々に落としつつ、自分がやりたいことを大事にしてきたつもりでいるので、共感できる部分は大きい。
ストーリー展開は多少甘いところがあるけれども、万人向けというか、ある種の「ゆるさ」が心地よいぐらいで、最後まで安心して観ていられる作品である。主人公の変貌ぶりが娘の倖(本仮屋ユイカ)の人生観をも変えていくところは、娘を持つ父親としては見逃せなかった。
鉄道好きにとっては、細部までよく作り込まれた鉄道モノとしても楽しめる「一粒で二度美味しい」映画となっている。中井貴一が電車を運転するシーンが頻繁に登場するが、免許を持たない人間が実際の営業路線を運転することは出来ないので、細かなカットの合成で構成しているそうだ。そこにはCGは使っていないというから大したものだ。
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