« 米国旅行4日目、5日目 | トップページ | ニューヨーク完走記~その2 »

2010/11/10

ニューヨーク完走記~その1

空が白み始めた早朝6時前、大会バスの乗り場に近いという理由で選んだニュージャージー州のホテルを出発。車で数分のスポーツセンターの駐車場に着いた時には、既に同様にランナーを送ってきた車の列が延々と続いていた。ホテルまで運転して戻る家内がちゃんと帰れるか少し心配だったが、前日に予行演習をしてあるのでまず大丈夫だろう。

天候は晴れ、気温は2~3度ぐらい。時折吹く風がとても冷たい。レース用の半袖Tシャツ、ハーフタイツ、アームウォーマーを予め着込んで、その上に厚めのトレーナーとジャージの上下を重ね着しているが、バスを待つ数分の間に体が震え出す。

バスに乗り込んで隣にどんなランナーが座るか気になっていたが、結局空席のままバスは発車した。車内ではすぐに初対面のランナー同士の会話が賑やかに始まった。英語で喋る必要がないのはラクと言えばその通りだが、ちょっと寂しい気がする。ボストンの時もそうだったので、やはりアジア系は敬遠されるのかもしれない。

スタート地点のある Staten Island に入ると、ここでもランナーを送ってきた車で大渋滞している。7時過ぎに会場に到着。ズラリと並んだ仮設トイレで用足しをしてから、自分の属するオレンジ色の区画に入る。ここだけでも約1万5千人のランナーが集まるというのに、他にまだブルーとグリーンの区画があって、全体では4万5千人という中小都市なみの人口が集結するわけである。

ベーグルを受け取って齧りながら会場内を一周しているうちに、また体が震え出してきた。巨大なテントは既にランナーで足の踏み場もない状態だったが、とりあえず中に入って入り口付近で暫く様子をみて、何とか座れるだけのスペースを見つけて潜り込んだ。後から隣に来たイタリア人が図々しく領土拡張を図ろうとするのを食い止めながら、持参したおにぎりとバナナで朝食をとる。

8時55分がスタート地点へ向かうコラル(ナンバーカードによって分けられた柵のようなもの)の締切り時間なので、そこから逆算して着替えを済ませ、荷物をトラックに預け、最後の用足しをしてコラルに向かう。

荷物を預けた後の防寒対策として、捨ててもよい古いカーディガンを羽織っていて、コラルに入る直前で指定された袋に入れると寄付に回されることになっている。自分はそのようにしたが、そこからまだ40分も待たないといけないのだ。透明のゴミ袋を持ってくるのを忘れたのを悔やんだが、周りを見たらほとんどのランナーがまだしっかり着込んだままである。

どうするのかなと思っていたら、スタート地点に着くまでに、あるいは着いてからも次々に脱いでは左右に投げ捨てていくのだ。大会のパンフレットによれば、コラルに入った後に捨てる服は寄付もリサイクルもされないと書いてあったが、「捨ててはいけない」とは書いていなかったのだ。後でTVニュースを見たら、実際にはこれらの服を回収する人たちがいるらしい。

いよいよ Verrazano Narrows 橋の袂のスタート地点に立つ。自分の並んだ位置は先頭から10メートルほどだが、周りは背の高い人ばかりで見通しが利かないのが悔しい。ブルームバーグ市長の大変短いスピーチや国歌演奏などのセレモニーが続いている間に、スタート時間である9時40分を回ってしまった。どこまでアバウトな人たちだろう。

2分ほど過ぎたところで、今度は何の前触れもなくドンと号砲がなってスタートした。当然カウントダウンとかで思い切り盛り上げるはずだと予想していたので、最初はそれだと気づかなくて腕時計のスタートボタンを押すのが数秒遅れてしまった。(続く)

11月 9日 休養
11月10日 ジョグ5キロ

|

« 米国旅行4日目、5日目 | トップページ | ニューヨーク完走記~その2 »

コメント

スタートまで40分も寒い格好のままでいらっしゃったんですか!?凍えそうだったでしょ!
放送では「橋の上ではリサイクルされない」と言っていたので、私もギリギリまで着ていて5分前に道の脇に捨てましたが、その後の5分でも寒くて後悔していました。あ、でも吹きさらしの橋の上段スタートより下の方が少しはましだったのかしら・・・

投稿: ともちゃん | 2010/11/11 02:42

スタートが遅れたり、いきなり号砲とは。
横田基地のフロストバイトロードレースもそうですよ。

本土でも、日本の中の基地でも、アバウトさは同じなんですねぇ。(笑)

投稿: ゴン | 2010/11/11 09:29

ともちゃん
実はオレンジは橋の上部でした。
日の当たる所を選んで待機していて、
凍えるほどではありませんでした。
周りが背の高い人ばかりで、風除けに
なってくれたというのが真相だったり。(笑)

ゴンちゃん
時間に正確な日本人の方がむしろ
異常なのかと思えてきますね。
ところで、橋の上の○○ションは
とうとう目撃しませんでした。

投稿: まこてぃん | 2010/11/11 22:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95622/49991754

この記事へのトラックバック一覧です: ニューヨーク完走記~その1:

« 米国旅行4日目、5日目 | トップページ | ニューヨーク完走記~その2 »