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2010/08/06

『シャドウ』

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道尾秀介の2冊目。『向日葵の咲かない夏』にはやはり批判が多かったようで、その反省を踏まえて書かれたそうだ。版元紹介文。

【第7回本格ミステリ大賞〈小説部門〉受賞】
人間は、死んだらどうなるの?――いなくなるのよ――いなくなって、どうなるの?――いなくなって、それだけなの――。その会話から3年後、凰介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが……。父とのささやかな幸せを願う小学5年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは? 話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作!(引用終わり)

8月5日 ジョグ10キロ
8月6日 ジョグ10キロ

『向日葵…』と同様、小学生の主人公が軸となってはいるが、父親同士、母親同士、そして子供同士がそれぞれ同級生という2つの家族をめぐる大きな物語が小説のテーマとなっている。

最後のどんでん返しは『向日葵…』ほど二転三転せず、また、ハッピーエンドとはいかないまでも明るさを感じさせるエンディングには好感が持てた。あちこちに張り巡らせた伏線の全てが生きていて、紹介文どおりの巧緻な構成に感心させられた。

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