マラソン論~その21
4週サイクルの2番目はスピード走である。主として心肺機能の強化を目的とする。その効果が持続するのは1~2か月らしいので、この時期に入れることにしているのだ。
週末のポイント練習は1週目、2週目が2キロのレペティション(反復)、3週目は10キロタイムトライアルである。2キロというのは、1キロだと勢いで走り切れてしまうので練習効果が小さいという金先生の考え方による。2分以内の休憩を挟んで5本から8本走る。
ペースはレースペースよりもキロ10秒から15秒速いペースとする。途中で脚が張ってくるが、そこからが本当の練習であり、最後まで走り切れるペースを設定することが重要である。1週目は5本で良いが、2週目はそれ以上、出来れば8本に挑戦する。
3週目は10キロのタイムトライアルで仕上げる。これもできるだけ途中でペースが落ちないようにする。ほとんどオールアウトする負荷の高い練習であり、体調を整えて臨む必要がある。
平日の練習ではビルドアップで速い動きに徐々に慣れたり、1キロ×10本ぐらいのインターバルで刺激を入れたりすると良いだろう。走行距離は全体に短くなるが、このサイクルは「量より質」なので仕方ない。
何度も言うがスピード練習は苦手だ。こう書いているだけでもしんどくなってしまう。私のラン友の中には、スピード練習を全くしないで(と本人は言い張る)、私よりベストタイムが速い人がいる。とても信じられない。先天的に心肺機能が強い人なのだろうと、屁理屈をつけて納得することにしている。(苦笑)
6月4日 休養
6月5日 LSD20キロ
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コメント
なんか、呼ばれたような気が・・・(笑)スピード練習はホントにしませんが、延々6キロ続く登りなどで心拍数をあげていますからそれなりに効果があるのではないかと思います。月300キロ超のランナーにとっては質よりも量の確保のほうが重要だと思っているもんで←自分を甘やかしているだけかも・・・(汗)
投稿: A☆ | 2010/06/06 20:54
A☆さん
呼びましたとも!(笑)
期待どおりのコメント
嬉しい限りです。
6キロの登り、多分ご一緒に
走ったこともあるはずですが、
一人のときは目一杯追い込んで
走っておられるのでしょうね。
でも、スピード練習、ホントに
してませんか?(しつこい・笑)
投稿: まこてぃん | 2010/06/06 21:40
6キロ続く登りは前半なので、そこで追い込むと後半持ちません・・・45キロコースですから。それに大会で時計なしのランナーが練習で時計してラップの確認をしても意味がないような気がしますけど(笑)現在、左ひざ痛でラン休中(泣)
投稿: A☆ | 2010/06/07 21:37
A☆さん
失礼しました。
「先天的に心肺機能が強い」だけではなく
「先天的に心拍計が備わっている」のでした。(笑)
ヒザの故障、お大事にしてください。
こちらは珍しく風邪で走れずですわ。(泣)
投稿: まこてぃん | 2010/06/08 21:23