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2010/05/13

マラソン論~その14

もうひとつ、基礎練習の走り込みメニューに加えておきたいのがATトレーニングである。ATとは Anaerobic Threshold (有酸素性作業閾値)のことなのだが、これだけでは何のことかさっぱり全く分からない。(笑)

主に脂肪をエネルギー とする有酸素運動から、糖質をエネルギーとする無酸素運動に変化する転換点のことなのだが、感覚的に言えば、ジョグから徐々にスピードを上げていって、急に呼吸がしんどくなる少し手前のポイントに相当し、一般にその時の心拍数で表わされる。

有酸素運動だと比較的長い時間続けられるのに対して、無酸素運動では乳酸が蓄積されて短い時間で疲労してしまう。フルマラソンはその境界付近での持久運動であることから、ATトレーニングが有効なのである。

そのためにはまず自分のATを知る必要がある。ATの測定方法としては、血液中の乳酸濃度を測るもの、呼気ガスの酸素と二酸化炭素を測定するもの、運動中の心拍数から測定するものがある。それぞれLT、VT、HRTといい、一長一短があるらしいのだが、専門的なことはよく分からない。(苦笑)

私はアシックスのランニング能力測定の中でVTを測定してもらった。防毒マスクのようなものをつけてトレッドミルの上を走るので、結構呼吸がしんどかったのを思い出す。

測定の結果、当時の私のAT心拍数は166だった。そこで、練習の際は腕時計型の心拍計を装着して、心拍数を166以下にコントロールしながら走るのである。心拍数がこれを超えるとアラームが鳴るようにセットしておけば便利である。

私の場合、ATのスピードはフルマラソンの自己ベスト時よりキロ15秒ほど遅いペースだった。それでも基礎練習の時期としてはかなり強度が強いので、ある程度走り込みが出来た後のポイント練習と位置づけるのが良いだろう。

5月12日 ジョグ10キロ
5月13日 ジョグ10キロ

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コメント

おはようございます。

マラソンの本番でサブ3を出すという
ことは、練習時よりも速いペースで
42キロを走り切っちゃうという
ことなのですか?

この辺りが経験のないところで、
イメージがしにくいです。

投稿: ジョー | 2010/05/14 07:36

ジョーさん
説明が分かりにくくて済みません。

サブスリーとかのレベルとは関係なく、
ATはマラソンのレースペースよりは
少し遅いぐらいのレベルということです。

当然、本番ではATを上回るスピードで
42キロ走り切ることを目指しますが、
練習の過程ではそのレースペースをも上回る
スピード練習も入ってきます。

その辺りの組立ては、今後書いていきます。

投稿: まこてぃん | 2010/05/14 22:43

うーん さすがですね。
でも体調とか仕上がり状態によってかわるんですね。

私なんか この季節 キロ6分がやっとこさですわ。
この時期いっつも思いますぅ。 シーズン中
あんなに早くはしれたんうそみたいだって(苦笑!!)

投稿: たけちゃん | 2010/05/18 18:19

たけちゃん
年がら年中ベストタイムで走っていたら
とてもカラダが持ちませんからね。
秋冬に向けて体調を上げて体重を絞って…
という過程そのものが面白いのでは。

投稿: まこてぃん | 2010/05/18 22:53

そやけど 私の場合 オフシーズンと
オンシーズンの差がありすぎるみたいですぅ
(苦笑!!)

まだまだあきらめませんので ご指導 愛の鞭など
よろしく~~

投稿: たけちゃん | 2010/05/19 01:01

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