マラソン論~その2
前回、フォームの重要性について述べた。しかし、「速ければフォームなんかどうでもいいんだ」という人も、逆に「私は速いランナーではないからフォームなんか関係ない」という人もいるだろう。
しかし、フォームを改善することで、既に速いランナーでも更に記録が向上する可能性がある。それほど速くないランナーでも、もっとラクに走れるようになるだろう。
では、「良いフォーム」とは何か。「速く走れるフォーム」という答えがあるかもしれない。しかし、マラソンのスピードなら誰でもトップ選手と同じ速さで走ることは出来る。マラソンのTV中継で沿道の観客が併走しているのがよく映っている。
でも、そのスピードで42キロを走ることは、選手には出来ても観客には出来ない。短距離ならいざ知らず、マラソンでは一定のスピードで「長く走り続ける」ことが求められているのだ。当然、フォームも「長く走れるフォーム」でなければならないことになる。
では、「長く走れるフォーム」とは何かというと、「効率的なフォーム」ということに尽きる。「ラクに走れるフォーム」と言い換えてもよい。同じスピードで走るのに最小のエネルギーで済ませること。それにより後半の落ち込みを抑えて走り切ること。それが理想の走りである。
エリートランナーの走りを間近に見た人なら知っているだろう。それは決して「見るからに速そうな」走りではない。「あんなスピードで走っているのが信じられないほど、ラクに走っているように見える」走りなのだ。
次回は「効率的なフォーム」とは何かについて考えよう。やたらに引っ張るようだが(笑)、順を追って述べていくのでしばらくご辛抱を。
4月7日 バイク30分
4月8日 バイク30分
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コメント
18日までに完結しませんかねぇ。
長野マラソン走るので・・・。
いまさらやっても無理か?(笑)
投稿: 千葉のおやぢ | 2010/04/09 07:54
千葉のおやぢさん
まだまだ始まったばかり、
5キロ地点ぐらいの感じです。(笑)
何とか今年秋冬のレースに役立てて
もらえたらとは思っているのですが。
長野の健闘をお祈りしています。
投稿: まこてぃん | 2010/04/09 22:09