マラソン論~その3
「効率的なフォーム」「ラクに走れるフォーム」とは何か。今回は結論から言おう。それは「摩擦ではなく反発で走るフォーム」である。人が歩くときは地面と足との摩擦力で前に進む。ところが、走る場合は別の力学が働く。
走る運動では空中に浮かんでいる時間があり、着地した際に体重の何倍もの力がかかる。その際、作用反作用の結果として同じだけの反発力を人は地面から受ける。その力を利用するということである。
もちろん、走る場合にも摩擦がないわけではなく、氷の上では走ることができない。0か100かということではなく、地面からの反発力をできるだけ多く、前方への推進力に変換するということである。良いフォームを身につけることでそれが可能になる。
また、摩擦力に頼った走り方から脱却することで、足、くるぶし、ふくらはぎ、膝などの負担を軽減できる。摩擦熱が原因のマメもできにくくなる。「良いフォームで走ると故障しにくい」というのはそういうことだ。
では、反発力を生かした効率的なフォームはどうすれば身につくのか。次回以降、考えてみよう。
4月10日 休養
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コメント
続編期待しています。
出来れば、来週の「長野」までに完結していただければ(^^;。
投稿: 高橋 | 2010/04/11 08:07
高橋さん
↓の千葉のおやぢさんと同じですね。
まだ5キロ通過ぐらいです。(笑)
来シーズンのお役に立てればと。
投稿: まこてぃん | 2010/04/11 18:38