マラソン論~その8
前回、肩甲骨から背骨、骨盤が一体となった動きについて書いた。中でも肩甲骨の動きは重要だ。地面に接する脚と違って、腕は空中を自由に動かせる。腕振りによる肩甲骨の動きが、走るという運動の起点、原動力になっているのだ。
FR方式のクルマに譬えれば、肩甲骨(エンジン)から背骨(シャフト)を経て骨盤(後部車軸)に動力が伝わり、それが脚(タイヤ)を動かすというイメージになる。
それほどに腕振りは重要なのだが、脚に比べると添え物程度の注意しか払われていない場合が多い。「終盤で疲れてきたら腕振りを意識する」といった類である。どうして序盤は腕振りを意識しなくていいのか。そうしないから疲れてくるのではないのか。
肩甲骨を効果的に動かすためには、腕振りは後方に引くことを意識する必要がある。以前に観た映画『奈緒子』の中で、主人公が「肘で後ろにある太鼓を叩くようなつもりで」と言っていた。映画で陸上指導に当たった金哲彦先生のアドバイスだと思われるが、実に分かりやすい譬えだ。
4月24日 ジョグ10キロ
4月25日 ジョグ10キロ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
今晩は~~
うーん 腕ふりですかぁ
ここら辺はなにもわかっていません(汗;;;)
ただ時々 ランのあと めっちゃ腕が疲れるときがあるのですがぁ。 うーーん
投稿: たけちゃん | 2010/04/27 19:50
たけちゃん
マメなコメント、ありがとうございます。
背中全体の疲れならともかく、腕だけが
疲れるのは、どこか不自然な動きがある
のでしょうね。肩甲骨を動かしましょう!
投稿: まこてぃん | 2010/04/27 21:40