« マラソン論~はじめに | トップページ | マラソン論~その1 »

2010/04/05

『交錯』

51vfbvmtpyl__sl500_aa300__2

堂場瞬一の新シリーズ「警視庁追跡捜査係」第1弾。版元紹介文。

白昼の新宿で起きた連続殺傷事件―無差別に通行人を切りつける犯人を体当たりで刺し、その行動を阻止した男がいた。だが男は、そのまま現場を立ち去り、そして月日が流れた。未解決事件を追う警視庁追跡捜査係の沖田大輝は、犯人を刺した男の僅かな手がかりを探し求めていた。一方、同係の西川大和は、都内で起きた貴金属店強盗を追って、盗品の行方を探っていた。二人の刑事の執念の捜査が交錯するとき、それぞれの事件は驚くべき様相を見せはじめる。長篇警察小説シリーズ、待望の第一弾。(引用終わり)

4月5日 バイク30分

未解決事件(コールドケース)の捜査を担当するという「警視庁追跡捜査係」は、あくまで著者の創作による架空の部署であるが、巻末解説によれば何と本書刊行後に警視庁に同様の組織である「特命捜査対策室」が設けられたのだという。

沖田と西川という対照的なキャラクターが反発しながらも協力して最初の事件を解決した本シリーズ。続く第2弾が楽しみなところだが、著者お得意のハードボイルドな女性刑事、三井さやかの活躍に期待するところ大である。

|

« マラソン論~はじめに | トップページ | マラソン論~その1 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『交錯』:

« マラソン論~はじめに | トップページ | マラソン論~その1 »