昭和54年のスーツ
今着ているスーツは今から実に30年以上も前の昭和54年8月に仕立てたものである。今までずっと着込んでいたなら相当くたびれているはずだが、まだほとんど新品同様の状態なのである。途中、20年以上も袖を通さないままタンスの中で眠っていたからだ。
当時大学生の私の就職活動(当時は「リクルート」と言ったが)のために、親父が奮発して仕立ててくれたものだ。結構上等な生地のオーダーメイドで、当時の値段で7万円は下らなかったと記憶する。
もちろん就職活動では大活躍してくれたが、入社してからは新入若手社員の分際で高級スーツを着るのも憚られ、それほど着る機会がないまま、気が付くと中年太りがどんどん進行してズボンが入らなくなっていたのだ。
それでも、親にもらった高価なスーツを処分することもできず、20年以上もタンスの奥に大事にしまいこんでいたのだが、マラソンを始めてからどんどんスリムになり、すっかり学生時代の体型に戻ってしまった。似合うかどうかは別として、このスーツでもおかしくない年恰好のオジサンになったので、違和感なく着られるようになった。
デザインなどは古臭いに違いないが、そんなことは一向に気にしない人間である。生地の良さもさることながら、自分の体型に合わせて丁寧に縫製してくれているので、とても着心地が良く大変気に入っている。着るたびに「マラソンをやっていて本当に良かった」とつくづく思う。
3月14日 10キロペース走(40分54秒)を含む20キロ
3月15日 ジョグ10キロ/完全休肝
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コメント
私は 子供の入学式のときに作ったので
いつまでも着られますわぁ
だってそのとき体重80キロ弱~~(苦笑!!)
投稿: たけちゃん | 2010/03/17 08:43
たけちゃん
いつまでも同じスーツでいけると
なかなか新調する気が起きませんね。
それでも、80キロって・・・
投稿: まこてぃん | 2010/03/17 23:10
新調する気が有っても無くても
大蔵省が決めることでしてぇ(苦笑!!)
服着たままだと80の大台に乗ったこと
ありますぅ
投稿: たけちゃん | 2010/03/18 10:28