« 今年もやってきました | トップページ | 『新廃線紀行』 »

2010/02/07

映画『ターン』

2162ym1k8pl__sl500_aa140_以前読んだ北村薫の同名小説の映画版。ツタヤの会員カード更新でサービス券をもらったので店内を物色していたら偶然眼にとまった。映画化されていたことすら知らなかった。アマゾンの紹介文。

北村薫の「時と人三部作」の中の一作を映画化した異色ファンタジー。交通事故に遭った真希(牧瀬里穂)は、事故に遭った瞬間、前日の同じ時刻に引き戻されてしまう。日常とまったく変わらない風景にみえるが、その世界には真希以外の人間は誰ひとり存在しなかった。同じ1日を繰り返すうち、1本の電話がかかってくるが…。
日常から自分以外の人間が消え失せ、同じ1日を何度も繰り返せねばならないという設定は、地味なようだがヒジョーにシュールで怖い。泣いてもわめいても変わらない奇妙な現実。そんな事態に陥りながらも自力で何かを変えようとする真希の姿は、生きる勇気を奮い立たせてくれる。主演は華があるが影もある牧瀬里穂。彼女にぴったりの役どころを丁寧に演じ、第56回毎日映画コンクール女優主演賞した。監督は『愛を乞うひと』の平山秀幸。(引用終わり)

2月6日 ジョグ10キロ
2月7日 LSD20キロ

牧瀬里穂という女優はこれまでほとんど知らなかったが、ストーリーの関係で独り芝居の場面が多いこの役柄をよく演じている。DVD特典のメイキング映像の中で、母親役の倍賞美津子が彼女の28歳という年齢を感じさせない「清潔感」を褒めていたが、清潔感よりも更に進んで「透明感」といったものを感じさせる。思い切ったショートカットの髪型も含めて、タイムスリップものSFの主人公にはぴったりだ。

主人公以外の生物が存在しない街並みの映像は一部CGも使っているようだが、一切音のしない虚無の空間は無気味そのものである。その中にただ独り放り込まれた牧瀬里穂が呟くセリフが、控えめながらも万感が籠もっていて胸に迫る。

ところで、原作では午後3時15分だった「ターン」の時間が、映画では午後2時15分になっている。どうでもいいけど、どういう意図だろうか。

|

« 今年もやってきました | トップページ | 『新廃線紀行』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95622/47500952

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『ターン』:

« 今年もやってきました | トップページ | 『新廃線紀行』 »