Playingなう♪ Schumann:Klavierquintett Es-dur, Op.44
禁酒の効用のひとつが、夕食後も居眠りの心配なく音楽鑑賞ができることだ。昨年はシューベルト「死と乙女」が心に沁み入ったが、今年も室内楽を中心に愉しんでいる。最近好んで聴いているのが、シューマンのピアノ五重奏曲変ホ長調作品44。
少し前にNHK-FMで放送されてから、頭の中で何度も繰り返し流れて、「腑に落ちた」状態になった曲のひとつである。ついに我慢できず、名盤の誉れ高いアルゲリッチらの演奏によるCDを買い求めた。
第1楽章は2分音符の跳躍音程による雄渾な第1主題と、一転して歌心に溢れた第2主題の対比が素晴らしい。後者がチェロ(ミッシャ・マイスキー)からヴィオラ(今井信子)へと歌い継がれていくところは何度聴いても聴き惚れてしまう。
終楽章の最後は第1楽章の第1主題を使ったフガートになっていて、モーツァルトのジュピター交響曲の終楽章を連想させる。とても5人の奏者とは思えないほどのシンフォニックな響きは圧倒的である。
ところで、今回の記事はこのブログ開始以来1000件目となった。我ながらよく続いているものだ。
11月7日 ジョグ10キロ
11月8日 LSD36キロ
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