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2009/11/29

福知山詳報

これで7回目となる福知山マラソン。前日の雨も未明に上がり、スタート時の天候は晴れ(霧)、気温8度、微風という絶好のコンディションとなった。

今回の目標は表向きは年代別入賞、あわよくば優勝ということにしていて、実際昨年まで2連覇のラン友A氏が故障で十分練習が積めなかったため、その可能性もなくはなかった。しかし、後で結果を見ると2時間42分台の優勝者を筆頭に、例年になくレベルの高い争いとなっていて、残念ながら自分は4位に止まり入賞を逃した。

しかしながら、本当の目標は別のところにあった。2000年4月の長野マラソンで初めて3時間を切ってから続けてきた公認コースでの連続サブスリー記録が今回でついに30回に到達することになり、そのことを意識してレースに臨んだのだった。

練習の過程で感じた自分の現状走力から、2時間53-55分程度が予想されたので、5キロを20分30秒の設定として、左腕に目標スプリットタイムを書き込んだ。3時間まで数分の余裕があるけれども、マラソンでは何が起こるか分からない。3週前に剥がした足の爪の回復も万全ではなく、不安を抱えながらのスタートとなった。

いざ走り出してみたらいつになく体が軽く感じられ、前半はキロ4分ペースで飛ばしてしまった。途中で同じ奈良県勢で顔見知りの3人のランナーと併走する形となり、特に60歳を越えてなおサブスリーを続けておられるIさんの力強い走りに、こちらまで乗せられてしまった。

しかし、調子の良さが継続したのは折り返しまで。後半は次第に霧も霽れて体感気温がぐっと上がったこともあって、ペース維持が徐々にしんどくなってきた。それでもすれ違う知り合いのランナーからエールをもらったり、盲人ランナー(たぶん新野さん)の終盤も快調な走りに感銘を受けたりで、何とかキロ4分10秒程度で粘れた。

35キロ以降は両足に痙攣の兆候が走って幾度もペースダウンを余儀なくされ、また40キロ以降の名物の坂では喘ぐような走りになってしまったが、何とか目標どおりの2時間53分台でフィニッシュ。30回連続サブスリーを達成した瞬間は喜びというより、大きなプレッシャーから解放された後の言いようのない脱力感に襲われた。

【記録】
     SPLIT   LAP
      ST  0:00:19
  0-  5k  0:20:35   20:16
  5-10k  0:40:29   19:54
10-15k  1:00:31   20:02
15-20k  1:20:52   20:21
20-25k  1:41:04   20:12
25-30k  2:01:42   20:38
30-35k  2:22:36   20:54
35-40k  2:43:35   20:59
40-FIN  2:53:38   10:03

今回で一応の区切りがついたので、今後はもう記録にはあまりこだわらず、楽しんで走ることを主眼に置きたい。冬の本命レースのためにこれまで参加できなかった大会や、久々に海外のレースにもできれば行ってみたいと思う。

11月28日 休養
11月29日 ジョグ10キロ

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2009/11/27

『東京DOLL』

5114va3mewl_sl500_aa240_石田衣良著。アマゾンの紹介文。

マスター・オブ・ゲーム=MGと呼ばれる天才ゲームソフト制作者・相良は、新作のモデルに翼のタトゥを背負った少女・ヨリを選ぶ。映像モデルとして完璧な「人形」ぶりを発揮するヨリに、MGの孤独は癒されていく。だが、彼女には愛する男の不幸が見えるという異能があった。東京の今を描いた長編恋愛小説。(引用終わり)

11月26日、27日 休養

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2009/11/25

奈良マラソン2010概要発表

新聞ネタがかぶってしまったが、どちらも今日アップしておかないといけないもので・・・。

平城遷都1300年記念のマラソン大会の概要がようやく発表された。鴻ノ池競技場発着、天理市折り返しの公認フルマラソンとのことである。実は事前に信頼できる筋からの情報でキャッチしていたが、我が家で購読している朝日新聞奈良版には掲載がなく、ネットで検索してみたら地元ローカル紙の奈良新聞にようやく記事を発見した。

http://www.nara-np.co.jp/20091125104138.html

最初のパブリシティからしてコケてしまっているような気がしてならないが(苦笑)、地元ランナーとしては是非とも参加しなければなるまい。

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コンクリートから木へ

明日26日の朝日新聞朝刊(大阪本社発行)「声」欄に私の投稿が掲載されることになった。たぶんタイトルのような見出しがついているはずである。

投稿規定により重複掲載が禁じられているので、ここで詳細を紹介するわけにいかないが、大意としては「鳩山政権下の公共事業削減で余剰となる土木建設部門の労働力を活用して、自然植生の森林を再生する新しい公共事業を興せば、雇用対策、国土防災、地球環境対策に効果がある」というものである。

「声」欄投稿は、NHKの電波削減問題、高速道路の「上り」「下り」標記問題に続いて、これで3回連続して掲載される運びとなったが、マラソンと違って30回連続などというわけにはいかないだろう。(笑)

11月24日、25日 休養(サウナのみ)

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2009/11/23

福知山速報!

2時間53分38秒。これで30回連続サブスリー達成! さあ飲むぞ。(笑)

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2009/11/22

『ひとり旅』

9784163692708吉村昭のエッセイ7冊目。2007年7月に出版された彼の最後の本である。版元の紹介文。

昨年七月に惜しまれつつ亡くなった著者の、単行本未収録のエッセイやインタビュー、対談を一冊にまとめてお届けします。一般の新聞や雑誌に掲載されたもののほかに、長崎の県人クラブの機関雑誌(著者は小説の取材で長崎訪問百回を越える)や、母校開成中・高校のOB会誌など、著者所縁の媒体からも原稿を集めました。また、巻末の小沢昭一さんとの対談「なつかしの落語名人」は出色の面白さです。 著者からの最後のプレゼントを、どうぞお楽しみください。(AK)(引用終わり)

11月21日、22日 休養

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2009/11/20

福知山練習を打ち上げ

昨日のビルドアップ10キロで福知山に向けた練習を打ち上げた。レース3週前に爪を剥がすというアクシデントがあったものの、予定していた練習メニューはほぼ消化できた。

しかし、カラダへの負担感はこれまでになく大きく、今日から3日間できっちり疲労が抜けるか心許ない。また、昨年と同じように減量を試みたにもかかわらず、体重は昨年同時期と比較して0.5キロ重い。

色んな面で体力気力の限界を痛感させられる中での今回のレース。結果を見てみないと何とも言えないが、ランナーとして大きな転機を迎えようとしているのかもしれない。

Ts2c0207_2ともかく、娘が作ってくれた誕生日ケーキを食べて、今日からカーボロード開始である。

11月19日 ビルドアップ10キロ
11月20日 休養(サウナ10分×2・笑)

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2009/11/18

『40 翼ふたたび』

51c87s4v04l_sl500_aa240_石田衣良著。アマゾンの紹介文。

40歳から始めよう。 人生後半、胸を張れ。
人気作家が初めて描く同世代のドラマ。著者、会心の長編小説が誕生!
人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。
投げやりに始めたプロデュース業で、さまざまな同世代の依頼人に出会い変身する吉松喜一、40歳。生きることの困難と、その先の希望を見つめた感動作!(引用終わり)

11月17日 ジョグ5キロ
11月18日 ジョグ5キロ

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2009/11/16

モーツァルト弦楽五重奏曲

21aqjpxfvnl__sl160_aa115_禁酒期間の室内楽シリーズ(笑)、続篇はモーツァルトの弦楽五重奏曲ハ長調K.515とト短調K.516の2曲。演奏はスメタナQ+ヨセフ・スーク(第1ヴィオラ)で、前回のシューマンと同様、最近NHK-FMで放送されていたのを聴いて感銘を受け、CDを購入したもの。

連続して作曲されたこと、ハ長調とト短調という調性、そして何よりも曲の完成度の高さから、K.550とK.551の2つの交響曲になぞらえられることの多い、モーツァルトの室内楽曲でも名曲中の名曲である。

これまではアルバン・ベルクQ他の演奏で親しんできたが、今回聴いたスメタナQとスークの演奏は、響きがよりまろやかというのか、押しつけがましいところがなく、それでいて音楽の内容が余すところなく伝わってくる、全く過不足のない純度の高い演奏だ。

とりわけ、スークのヴィオラが素晴らしく、モーツァルトがわざわざヴィオラ2本の五重奏にしたことの意味が如実に示されている。常設カルテットのヴィオラがセカンドに回ることで、非日常の緊張感が生まれたのかもしれない。ハ長調緩徐楽章の第1ヴァイオリンとの掛け合いは、同じ作曲者のヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.364を彷彿とさせ、聴き応え満点だった。

関西人としてはお値段にも注目(笑)。レコード・アカデミー賞を受賞したこの名盤が1枚千円とは、何ともありがたい話である。

11月15日 ペース走10キロ(39分24秒)を含む24キロ
11月16日 ジョグ10キロ

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2009/11/14

実は爪が剥がれていた

11月1日の30キロペース走で爪を痛めた。その時は「大事には至っていない」と書いた。その後、騙し騙し走りながら様子を見ていたが、やはり爪の内側が剥がれていた。「大事なレース前に、やってもたがな」と思ったが、そこは2005年サロマの終盤で爪を剥がした経験者である。2週間も経てば新しい爪が生えてくることは分かっていた。

予想どおり、この週末には何とかレースペースで走れそうなぐらいまで復活した。それまでの間、練習強度を落としたことが、走力の低下を招いているのか、それとも、うまくテーパリングとなってくれたのか。それはレース当日になってみないと分からない。

11月13日 休養
11月14日 ジョグ10キロ

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2009/11/12

『愚行録』

41vskbbdrcl__sl500_aa240_貫井徳郎著。最近、朝日新聞の読書特集である人が勧めていたので読んでみた。この作家はもちろん初めて。アマゾンの紹介文。

一家を惨殺した≪怪物≫はどこに潜んでいたのか? さまざまな証言を通して浮かび上がる家族の肖像、そして人間たちの愚行のカタログ。痛切にして哀切な、『慟哭』『プリズム』を凌駕する著者の真骨頂的作品、ついに登場!(引用終わり)

11月11日 軽いビルドアップ10キロ
11月12日 ジョグ10キロ

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2009/11/10

『私の引出し』

11486648_2吉村昭のエッセイ6冊目。アマゾンの紹介文。

小説を書くために、全国に取材の旅行を続けていると、印象ぶかい出会いがあったり、思いがけない事実にぶつかったりする。また、ふとしたはずみに思い出した遠い過去や身辺にあったゆかいな話、お酒や食べ物についての逸話など、筆者の引出しにぎっしりつまったさまざまなエピソードのなかからとくに選び出した興味津々の66話。(引用終わり)

11月 9日 ジョグ10キロ
11月10日 ジョグ10キロ

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2009/11/08

Playingなう♪ Schumann:Klavierquintett Es-dur, Op.44

41hpqfjqg8l__sl500_aa240__2禁酒の効用のひとつが、夕食後も居眠りの心配なく音楽鑑賞ができることだ。昨年はシューベルト「死と乙女」が心に沁み入ったが、今年も室内楽を中心に愉しんでいる。最近好んで聴いているのが、シューマンのピアノ五重奏曲変ホ長調作品44。

少し前にNHK-FMで放送されてから、頭の中で何度も繰り返し流れて、「腑に落ちた」状態になった曲のひとつである。ついに我慢できず、名盤の誉れ高いアルゲリッチらの演奏によるCDを買い求めた。

第1楽章は2分音符の跳躍音程による雄渾な第1主題と、一転して歌心に溢れた第2主題の対比が素晴らしい。後者がチェロ(ミッシャ・マイスキー)からヴィオラ(今井信子)へと歌い継がれていくところは何度聴いても聴き惚れてしまう。

Hm028_3

終楽章の最後は第1楽章の第1主題を使ったフガートになっていて、モーツァルトのジュピター交響曲の終楽章を連想させる。とても5人の奏者とは思えないほどのシンフォニックな響きは圧倒的である。

ところで、今回の記事はこのブログ開始以来1000件目となった。我ながらよく続いているものだ。

11月7日 ジョグ10キロ
11月8日 LSD36キロ

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2009/11/06

傘寿祝い

Ts2c0206_2昨日は親父の満79歳の誕生日。数えで八十の傘寿ということで、滅多にないことだけれど、ささやかなお祝いをした。

「日立製作所が宇宙実験室などに利用している真空技術と生化学反応のノウハウを駆使して開発した」とかいう触れ込みの「永遠の生け花」、エバーフラワーという商品である。

10年は持つというのだが、本人にはそれ以上に長生きしてほしいところだ。

11月5日 ジョグ10キロ
11月6日 バイク30分

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2009/11/04

サントリー、サッポロも試飲

Ts2c0205禁酒期間入りということで、国産のビール風味飲料でまだ飲んでいなかったサントリーとサッポロの新製品を試飲してみた。

サントリーのファインゼロ(右)は、キリンよりひどい醤油臭がして閉口した。そのまま捨てようかと思ったぐらいだが、飲んでみたら意外に後味は悪くなく、独特のコクが残った。それが狙いなのかもしれないが、あの臭いには最後まで抵抗があった。

サッポロのスーパークリア(左)は、キリンほど臭くなく、アサヒほどアッサリでもなく、適度に後味も残って、国産4社の中では一番バランスが良いように思った。私のランキングとしては、サッポロ、アサヒ、キリン、サントリーの順だ。

口直しに飲んだ豪州産ブローリーの良さが改めて分かったが、本当のところは早くレースが終わって、本物のビールで口直しといきたいところだ。(苦笑)

11月3日 ジョグ10キロ
11月4日 ジョグ10キロ

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2009/11/02

長居30キロ走

毎週同じような記事を書いているが(苦笑)、今回の30キロでペース走練習の仕上げとなる。長居公園は曇りの予報が外れて朝からよく晴れ、気温は20度を超えていたと思われる。

キロ4分05秒~10秒の設定どおり走り切れたが、最後の5キロで完全にバテてしまった。のみならず、終盤で左足親指に痛みを感じ、終わってからソックスを脱いでみたら、爪がドス黒くなっていて少し浮き上がっているように見えた。一瞬、何年か前のサロマで爪を剥がした悪夢が甦ったが、内出血だけで大事には至っていなかった。

終了後はとても走れる状態ではなく、陽気温泉までトボトボ歩く破目になった。しかも、歩いている途中も胃がムカムカして吐き気を催したり、左足の足底筋が痙攣して何度も立ち止まってしまった。もうこんな無茶はしてくれるなと、体が警告信号を発しているのだろう。

幸い今週は4週サイクルの「抜き」の週に当たっているので、足の回復と休養を優先することにしよう。ただし、その間に体重が増やさないためにも、今日からレース前恒例の禁酒期間入りである。

11月1日 30キロペース走(2時間02分51秒)を含む34キロ
11月2日 バイク30分/完全休肝(22日まで)

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