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2009/08/29

『犠牲(サクリファイス)』

9784163504902_2柳田邦男著。ノンフィクションものはあまり読まず、柳田氏の本も初めてだったが、ある人に勧められて読んでみた。版元紹介文。

これは柳田邦男氏にとって特別な思いの込められた本です。一昨年の夏、二十五歳の次男が自殺を図り、脳死状態に。刻々と死に近づきながらも、まだ温かく呼吸し続ける息子を前に柳田氏は、悩み考えぬいた末、臓器提供を決意します。尊厳ある死とは何か、そして生の意味、親子の絆を問うた感動の手記。昨今の脳死をめぐる論議にも一石を投じるでしょう。(I) (引用終わり)

8月28日 ジョグ10キロ/完全休肝
8月29日 LSD20キロ

衝撃的な実体験に基づく脳死についての深い考察や、医療界への痛烈な問題提起もさることながら、この父子をつなぐ強い絆に感銘を受けた。自宅が職場の作家ということもあるだろうが、自分の子供についてこれほど深く理解し語れる親は、自分も含めて世にそれほど多くはないのではないか。

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