『灰の旋律』
警察小説のヒット・メーカーが描く「ハード・ボイルド」真崎薫シリーズ。
神奈川県警を辞し、探偵事務所の看板を掲げたものの、相変わらず、無聊(ぶりょう)をかこつ真崎薫(まさき・かおる)のもとに、レコード会社の中山秋穂(なかやま・あきほ)が音楽プロデューサーの矢吹調(やぶき・しらべ)を捜して欲しいと訪ねてくる。矢吹は、若手バンドのアルバム・プロデュースを依頼されていたのだが、レコーディングが始まる直前に姿を消して……。
真崎が追う酔いどれの音楽プロデューサーに、失踪したギタリスト。かつて一世を風靡(ふうび)したロッカーたちを切り裂く一発の銃声。みたび猟犬が横浜を奔(はし)り、音楽業界の闇に迫る!
過去に学び、今を見つめ直すことで、人は未来を変えられるだろうか――。 (引用終わり)
8月6日 ジョグ10キロ+流し2本/完全休肝
8月7日 午前 ペース走10キロ(42分27秒)を含む16キロ
午後 ジョグ9キロ
アマゾンの書評はひどいものだが、実際にはそれほどでもなかった。ロックファンなら本書の随所に出てくるアーティスト名や曲のタイトルだけでも楽しめるに違いない。・・・たぶん。ロックに全く疎い自分にはピンと来なかったが。
結末の意外性のなさとか、秋穂の中途半端な人物像とか、探せばアラはあるけれども、大きな子供みたいで憎めない矢吹のキャラクターだけでも十分に面白かった。
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