日曜夜の愉しみ
テレビはニュース番組とマラソン中継以外、ほとんど見ない。ただし、日曜夜は「サザエさん」を欠かさず見ている。最近、それに加えてNHKのBShiで8時からやっている「名曲探偵アマデウス」と、9時からの「N響アワー」を見るようになった。
前者は「世界にひとつしかないクラシックの名曲探偵事務所を舞台に、筧利夫が演じる所長と黒川芽以ふんする助手のコンビが、依頼人の悩みにこたえる」というもので、今日の放送ではシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」を題材に、駅弁づくりの店の三代目(三上市朗)が、「この曲においしい駅弁の秘策がこめられている」と言った謎を解き明かしていくという設定だ。
謎解きが進むにつれて、曲の魅力が実演を交えてうまく解説されていく仕掛けになっていて、なかなかよく出来ている。助手役の黒川芽以のコミカルな演技は、「のだめ」を思い起こさせてとてもチャーミングだ。知り合いに和菓子屋の四代目さんがいるが、この事務所に相談されたら売上げアップは間違いないかも。(笑)
後者は解説が池辺晋一郎氏から西村朗氏に交代したが、相変わらず興味深い解説で名曲の「ツボ」を押さえた上で、N響の演奏を楽しむというスタイルである。前回は作曲家の自筆譜を取り上げ、最終稿に至るまでの作曲家の創意工夫の跡を辿っていた。
特に、ブラームスの第4交響曲の冒頭で、当初は全音符の和音が2小節(3小節だったかも)響いた後で、今のようなアウフタクトからの第1主題が続くという構成になっていたのには驚いた。第3番ヘ長調と同じパターンだったわけだが、明らかに今の方がいいと思う。ただ、してみると冒頭の主題はあたかも「さっきまでの音楽の続き」のように演奏するべきで、アウフタクトのH(ロ音)を長く引張るのは作曲者の意図に反するということになる。かねて私が思っていたことが裏付けられたようで嬉しかった。
5月16日 LSD40キロ
5月17日 ジョグ10キロ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
まこてぃんさん。ご無沙汰しています。
今回の新型インフルエンザの影響で商売上がったりです。
ほんとに相談に行かなくては・・・
投稿: 四代目 | 2009/05/18 09:22
四代目さん
またまたお呼び立てしまして済みません。(笑)
いや冗談ではなく、とんだとばっちりですね。
行政もマスコミも明らかに過剰反応です。
「冷静に対応してほしい」とのお言葉、
そのまま返してやりたいぐらいです。
投稿: まこてぃん | 2009/05/18 22:59