『ハプニング』
M・ナイト・シャマラン監督の最新作。『シックス・センス』以来この監督の作品は全て観てきた。自分との相性もあるかもしれないが、作品ごとの出来不出来の落差がとても大きい人だけに、実際に観てみるまで全く分からないのも魅力である(苦笑)。アマゾンの紹介文。
ある日、ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、唐突に自らの命を絶つという事態が発生。また、とある工事現場では作業員たちが次々とビルの屋上から身投げする不可解な惨事が起きていた。この異常現象はアメリカ全土へ拡がりをみせ、多数の犠牲者を生んでいく。判明しているのは、彼らはみな、死ぬ直前に言語と方向感覚を喪失するということだけだった。この大事件の報せを受けたフィラデルフィアの高校教師エリオットらは、どこか安全な場所へ避難しようとするのだが…。(引用終わり)
以下、ネタバレはないはず。(笑)
1月17日 ジョグ10キロ
1月18日 ペース走20キロ(1時間19分33秒)を含む24キロ
米国東北部一帯を襲った怪奇現象からのサバイバルのため、必死で逃げる科学教師とその妻、そして友人の子供。多くの人々の死を目の当たりにした二人は、ギリギリの状況下で夫婦愛を再確認し…というストーリー。
この監督の作品の特徴が、「一見おどろおどろしい仕掛けの裏で、実はとても温かな人間ドラマが展開している」というところにあるとすれば、今回はスプラッターホラーかと思われるほど前者優位のまま終始した感が強く、後者の人間ドラマの要素だけでなく、自然との共生や人類のサバイバルといったメインテーマ(たぶん)まで霞んでしまっている。残念ながら『シックス・センス』『ヴィレッジ』の域には達していない。毎度のことながら次回作に期待することにしよう。
それにしてもコワイ映画でしたねえ。今日、公園で遊ぶ人たちを見て思わず目を背けてしまいましたよ。はい、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
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