『最高の人生の見つけ方』
お気に入りの俳優ジャック・ニコルソンの最近作で、DVD化を待ちかねていた。近所のレンタル屋で10本ほど置いてあるのが先週末は全部貸し出し中になっていた。一見地味そうな作品なのに意外に人気あるんだ(笑)。アマゾンの紹介文。
一度きりの人生なら、華々しく生きようじゃないか。
大金持ちの豪腕実業家(ジャック・ニコルソン)と、勤勉実直な自動車修理工(モーガン・フリーマン)。一見接点のない二人が、ガン病棟の一室で出会った。余命を宣告された時、彼らが作ったもの――それは棺おけリスト。棺おけに入る前にやっておきたいことを記したそのリストを携え、二人は生涯最後の冒険旅行に出掛ける。スカイダイビング? チェック。憧れのスーパーカーでレーストラックをぶっ飛ばす? チェック。ピラミッド見物? チェック。人生の喜びを味わい尽くす? チェック! リストがひとつずつ実現していく中、望むものは何でも手に入れてきた男が、本当にほしかったものとは? 家族のために夢をあきらめ続けてきた男が、最後に見つけた幸せとは?
ロブ・ライナー監督による鮮やかなタクトさばきの下、稀代の名優二人がニュアンス豊かに歌い上げる生の賛歌。人生を悔いなく楽しく生きるのに、遅すぎることなど決してないというメッセージが心に響く、感動の物語。(引用終わり)
11月15日 ペース走10キロ(38分45秒)を含む24キロ
11月16日 ジョグ10キロ
「余命半年の老人2人の最後の日々」というテーマで日本映画を作ったら、とてもシリアスで身につまされるような作品が出来上がるだろうが、さすがにそこはハリウッドである。自家用ジェットで世界一周しながら、スカイダイビングにスーパーカー、ピラミッドやタージマハールの見物、グルメに美女とのお楽しみまで、様々な願望をあくまで明るく追求していく。
それでも、2人はいつしか自分の人生に欠けていたものに気づいていくという仕掛けになっていて、「人間いかに死を迎えるか」という重いテーマがさりげなく提示されている。突飛かもしれないが、アメリカ版「おもしろうてやがて悲しき鵜飼かな」だと思った。
ところで、レンタル屋では隣に『素敵な人生のはじめ方』なる映画のDVDが置かれていた。題名も字体もよく似ていて、おまけに主演はモーガン・フリーマンである。配給会社が意識的に同じようなタイトルをつけたのだろうか。
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