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2008/04/25

『熱欲』

512afjrr11l__sl500_aa240_堂場瞬一の3作目。アマゾンの紹介文。

DV(ドメスティック・バイオレンス)と悪徳マルチ商法。無関係に見えた二つの事件が捜査線上で繋がった時、青山署刑事・鳴沢了の長く熱い夏が始まった。NY市警の旧友との邂逅、関係者の怪死。鳴沢は一歩ずつ事件の核心に近づいていく…。白熱の警察小説。 (引用終わり)

4月24日の練習内容 完全休養(業爆)
4月25日の練習内容 ジョグ10キロ

主人公の職場は新潟県警、多摩署に続いて今回は青山署。この調子で行けば毎回違うことになるのだろうか。

それはともかく、一見無関係な2つの事件が繋がっていくという設定の本作品でも、それほど複雑なストーリーにはならず、大方の読者の予想を裏切らない、著者の直球勝負の姿勢は好感が持てる。ただ、ヒロイン役の優美はちょっと弱かったか。

ところで、前作で『マークスの山』との類似を指摘したが、今回は主人公が生活安全課所属というあたり、大沢在昌『新宿鮫』シリーズの影響を感じさせる。もしかして、著者は意識的に毎回「本歌取り」をやっているのかもしれない。

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