『不良ノート』
著者の百瀬博教は昭和15年、東京柳橋代地の侠客の次男として生まれた。立教大学では相撲部に所属し、在学中から巨体を見込まれ赤坂のナイトクラブ「ニュー・ラテン・クォーター」の用心棒となる。そこで石原裕次郎と出会った筆者は、彼に深く傾倒するようになる。
「男同士の友情と、古き良き時代を描く珠玉のエッセイ」(版元紹介)は『週刊文春』に連載されていたもの。連載当時から断片的に(つまりは立ち読みで・笑)読んでいて印象に残っていたので、単行本を借りてみた。
男同士の友情、男の度量や雅量といったものについて、時に熱く語る、少し荒削りな文章は魅力的だ。
中でも、単なるお笑い芸人と思われていた北野武の映画人としての才能を、彼は『ソナチネ』公開当初から高く評価していた。その文章に刺激されて、わざわざロードショーを観に出かけたものだが、当時はスクリーンに本人が登場するだけで笑い声を上げる観客が多かった。
北野がカンヌだったか、海外の映画祭で一躍脚光を浴び始めたのはそれから数年後のことだったと記憶する。
著者は今年1月に亡くなった。合掌。
3月3日の練習内容 完全休養
3月4日の練習内容 ジョグ10キロ
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コメント
壊れたノートパソコンかと思った(汗;)
投稿: たけした | 2008/03/08 11:51
たけしたさん
何とも反応しようのないコメント、
ありがとうございます。
本文も読んでくださいね。
投稿: まこてぃん | 2008/03/08 18:39
まこてぃんさん、今日は、たけしたです。
いやぁ こういった本なども読みたいのですが
今手元には 家庭のあり方 とか 愛情とか
夫婦関係とか男女の考え方の違いなど、そういったものばかりでして、、
毎日しんどいですわ(苦笑;)
ではでは
投稿: たけした | 2008/03/10 12:18